軍事から戦後は経済へ。
そしていま、日本は「文化」に力点をかけている。
軍事>経済>文化
という歩み、大きく言えば「歴史の流れ」は何を物語っているのだろうか。
「経済から文化へ」
と大きく舵を切っている日本はこれから何処へ向かおうとしているのか。
その先に待っているものとは何なのか。
『
サーチナニュース 2016-05-30 14:19
さすがデザイン大国・日本、
「世界で最も美しいパスポート」を発行へ=中国メディア
2020年の東京五輪開催に向け、日本国内において様々な変化が起こりつつある。
中国メディア・界面は27日、日本政府が「世界で最も美しいパスポートを作る」計画であると報じた。
記事は、パスポートが
「出国の際に必要な身分証であり、一般的に厳粛なイメージ。
ロマンティックなムードを帯びさせるのは難しい」
と説明。
そのうえで、
「デザインを熱愛する日本人が、
厳粛な身分証にアート性を添え、
より『日本の味』を出そうとしている」
とし、20年の東京五輪開催を前に外務省がパスポートのデザイン変更を発表、
中のページに葛飾北斎の「富嶽三十六景」の柄をプリントした紙を採用することとなった
と伝えた。
そして、葛飾北斎が江戸時代に活躍した、日本を代表する浮世絵師であることを紹介するとともに、
パスポートでは「富嶽三十六景」から24点の作品
が選ばれ、左右のページで異なる図柄になるよう配置される予定であること、
19年には使用が開始される見込みであることを併せて紹介している。
記事はまた、アート性のあるパスポートのデザインとして、ノルウェーが14年10月に同国の美しい山河のイラストをページに採用、紫外線のライトに当てると月や星、オーロラといった夜景に様変わりするとうロマンティックなデザインとなっていることを紹介。
「しかし、ノルウェーのパスポートはどうやら日本のパスポートに負かされてしまったようだ」
と評した。
パスポートは、単に身分証としての役割のほかに、国外における自国の「顔」にもなるものと言える。
各国に入国する際、あるいは現地のホテルにチェックインする際などに、日本の伝統文化を代表する絵画作品を見てもらうというのは、日本文化の更なる宣伝にもつながるし、日本人としても誇らしいことではないだろうか。
これから、世界各国のパスポートがそれぞれの文化や芸術をふんだんに盛り込んだデザインに変わっていけば、各国のパスポート比較がより楽しくなる。
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サーチナニュース 2016-06-01 14:35
http://news.searchina.net/id/1611117?page=1
駅弁が1つの文化に昇華
・・・世界広しと言えども「日本ぐらい」=中国
伊勢志摩サミットの開催を記念し、東京駅で21日から27日にかけて「駅弁サミット」が行われた。
日本の駅弁は種類が豊富であるうえ、各地の特産品を活かした特色ある内容となっているため、多くの駅弁ファンがいる。
駅弁を食べながら移動するのは、日本の鉄道旅行の醍醐味の1つでもある。
中国メディアの好奇心日報はこのほど、鉄道の車内で弁当を食べることは特に驚くに値するものではないとしながらも、
「駅弁が1つの文化に昇華しているのは世界広しと言えども、日本ぐらいではないか
と論じる記事を掲載した。
記事はまず、日本の駅弁の歴史から紹介し、
「日本に鉄道が建設された明治時代には簡素なものではあったが、すでにおにぎりが駅弁として販売されていた」
と紹介。
さらに戦後の高度経済成長に伴い、新幹線が開通し、駅弁も飛躍的な発展を遂げたことを紹介する一方、駅弁メーカーの数が年々減少していることを指摘し、
日本の駅弁メーカーは今後、どのようにして生き残ろうとしているのだろうか
と問題を提起した。
続けて、日本は駅弁の生き残る道を海外に見出したとし、日本料理の人気が高いフランスにおいて、JR東日本の子会社が駅弁販売店を出店したことを指摘。
フランス人の鉄道利用客から人気だったため、期間限定の店舗は営業期間を延長するほどだったと紹介した。
2015年に日本を訪れた外国人旅行客の数は1973万7000人に達したが、記事は
「美味しいうえにデザインも楽しい駅弁は外国人にとっても関心の的」
だと伝え、すでに一部メーカーは英語のメニュー表も作成していると紹介した。
鉄道の車内で何かを食べることは、どの国でも見られることであり、特に文化といえるものではないが、日本の駅弁は間違いなく日本の文化だ。
キャラ弁が海外で大きな注目を集めたように、日本は新幹線を輸出すると同時に駅弁文化もあわせて輸出するのも面白いかも知れない。
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『
サーチナニュース 2016-06-03 10:57
http://news.searchina.net/id/1611266?page=1
「駅弁」分野で不動の地位にある日本、
食いしん坊の究極の夢を・・・=中国
中国メディアの国捜はこのほど、日本の駅弁を絶賛する記事を掲載した。
また中国の駅弁にも少しずつ良い変化が生じていることを紹介している。
記事は日本の駅弁を「正統派」と呼び、その質において不動の地位にあることを称賛。
「弁当」という語彙でさえ日本で生じたうえで、中国に輸入された言葉だと指摘した。
さらに「日本の駅弁は日本文化の特色の1つと言えるほどにまで発展を遂げた」と説明、駅弁に日本各地の特色が色濃く反映されていることや非常に手が込んでいることを指摘。
旅を楽しみつつ、地元の素材を活かした弁当を楽しめることを高く評価し、
「食いしん坊の究極の夢を日本の駅弁がかなえてくれた」
と絶賛した。
記事はいくつかの日本の駅弁を写真付きで紹介している。
山形県の米沢駅で買える「牛肉どまん中」については「見るだけで食指が大きく動く」、
富山駅や金沢駅で販売されている「ますのすし」については「新鮮なマス、お米、竹のとても良い香りがする」と説明した。
また兵庫県の明石駅で販売されている「ひっぱりだこ飯」は食べた後も容器を記念として利用できると指摘し、
「日本の駅弁は盛り付けから包装に至るまで非常に美観を強調している」
と指摘、日本の駅弁の特色を高く評価した。
一方で記事は中国人から酷評されていた中国の駅弁に良い変化が生じていることを紹介。
いくつかの路線で車内販売される駅弁の種類が増えており、味に対する乗客の評価も上々のようだ。
中国鉄路総公司が駅弁改善に着手し始めたことを意味する変化だ。
しかし日本と中国の駅弁にはまだまだ大きな差があり、
その1つは記事が言及した「美観」だと言える。
中国の駅弁の盛り付け方が雑だということではなく、消費者に駅弁を「楽しんでほしい」という、より質の高いサービス精神があるかないかが盛り付け方や包装の質にはっきり現れている。
この点、記事が日本の駅弁に対して「見るだけで食指が大きく動く」とか「とても良い香りがする」と指摘しているように、日本の駅弁は口に入れる前から人々を楽しませることができる品質を有している。
記事は日本を「駅弁先行者」と呼んでいるが、消費者の視覚、聴覚、味覚すべてを楽しませることができる駅弁作りを目指すとき、中国も独自の駅弁文化を打ち立てることができるだろう。
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サーチナニュース 2016-06-02 15:23
http://news.searchina.net/id/1611216?page=1
訪日前の印象とは全然違う
・・・中国人の目に映る「真実の日本」
日本を訪れる中国人旅行客が急増し、こうした人びとがネット上に日本の旅行記を綴っているとはいえ、中国国民の大半はまだ真実の日本を知らない状況にあると言って良いだろう。
「日本人は親切で、訪日前の印象とは全然違った」
という訪日中国人も少なくないことから、いかに中国で日本や日本人が誤解されているかが見て取れる。
中国メディアの網易はこのほど、中国人の目に映る「真実の日本」を紹介する記事を掲載し、中国におけるステレオタイプの「日本」との違いを指摘した。
記事は、多くの日本人が中国を理解していないのと同様に、中国人もまた日本を理解できていないとし、「政治や敵対心を取り除いて見た日本」を紹介。
特に中国と大きく違う点を中心に取り上げており、まず
「日本では今でも和服を着ている人をよく見かける」
と紹介、「とっても優美だ」と伝えている。
中国の国民の大半を占める漢民族の伝統衣装と言えば漢服だが、現代において漢服を着ている人はまず見かけない。
チャイナドレスはレストランなどで着用している店員を見かけるが、チャイナドレスはもともと満州民族の衣装であり、漢民族の衣装ではなかった。
日本では伝統衣装が今なお大切にされていることが珍しいのであろう。
また記事は、日本人は誰もが法律と道徳を守ろうとするとしたほか、日本は貧富の格差も小さい国であり、公正さと正義が最大限守られている国だと主張。
確かに中国は人治国家と揶揄されるケースもあるほか、社会主義国であるのに日本よりも貧富の格差は大きい。
日本は民主主義国家だが、世界でもっとも成功した社会主義国は日本と言われることもあるのは、こうした点が理由なのかもしれない。
そのほかにも、日本の店では海賊品や偽物が販売されていないこと、街が清潔で「野良猫」すらきれいであることなどを挙げ、日本は訪日したことのない多くの中国人が思っているような悪い国ではないと指摘している。
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サーチナニュース 2016-06-04 06:32
http://biz.searchina.net/id/1611332?page=1
中国の若い富裕層、
「美食を堪能」するためなら日本、
買い物はフランス
中国メディアのFT中文網はこのほど、中国の富裕層の若者たちが海外旅行先に選ぶのは美食目的であれば日本、買い物であればフランスであると伝えている。
記事は「胡潤百富 (Hurun Report)」が525名の中国の若年富裕層を対象にした調査内容を紹介、胡潤百富によれば美食を楽しむためであれば日本、買い物を楽しむためであればフランスを旅行先として選ぶ人が多いことが分かった。
また今回の調査対象となった525名が毎年旅行に消費する金額は6万4000ドルだったと記事は紹介。
また彼らにとって関心があるのはファッション、ハンドバッグ、ブランド時計、装飾品であり、
地方特産品、電子産品や酒類にはあまり興味はないという点も紹介している。
今回調査対象になった人々の旅行の楽しみ方には「質を重視する」という共通点がある。
胡潤百富の調査結果をより詳しく分析した資料によれば、
美食は日本、
買い物はフランス、
友人訪問のために英国、
ビジネス目的で米国、
心身リラックスのためにオーストラリア
と、彼らは目的に応じて旅行先を変えることがわかっている。
従って日本の美食は中国ミレニアム世代の富裕層に非常に高く評価されていることが分かる。
また今回の調査から、彼らの買い物が日本で爆買いを楽しむ中国人たちと内容の点で異なっていることにも注目できる。
電子製品などよりもファッションにお金をかける傾向が強いということだが、富裕層は服装にお金をつかう傾向にあるのは事実だ。
富裕層の持つ富は衣食住という人間の基本的な欲求により注意を向けるように働きかけ、それらの質を向上させるよう駆り立てるのかもしれない。
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人民網日本語版 配信日時:2016年6月6日(月) 14時0分
http://www.recordchina.co.jp/a140258.html
中国人の日本観光、
「ショッピング」から「体験型」へ変化―中国メディア
2015年、日本を訪問した中国人観光客は前年比2.1倍の約500万人に達した。
そして、その消費額は800億元(約1兆3600億円)を突破。
1人当たりの消費額は1万7000元(約29万円)で、どちらの額も日本を訪問する外国人のうちトップを走る。
これらの数字で中国人の日本旅行の情熱の高さや日本における豪快なショッピングぶりが浮き彫りになっている。
では、中国人が冷静に消費するようになり、日本の「おもてなし」に新鮮味を感じなくなれば、日本はどのようにして中国人観光客を呼び込むのだろう?
そうなると、日中間の観光交流はどのような動向になるのだろう。
これらの話題をテーマに、日本貿易振興機構(JETRO)は26日午後、北京で「第1回日本観光ビジネスフォーラム」を開催。
日本旅行専門の月刊誌「行楽」の創始者袁静さんや、日本へのオーダーメード医療観光サービスを提供する「北京安諾至美健康科技」の李春鵬会長らが、参加したゲスト数十人を前に、「日本観光の動向」や「日本の先端医療の状況」について講演した。
人民網が伝えた。
中国の旅行サイト・携程旅行網が今年の春節(旧正月、今年は2月8日)の後に発表した「春節」をテーマにした報告書によると、
中国人に人気の旅行ジャンルは、
★.健康物理療法(17%)、
★.ハイキング(16%)、
★.スキー(15%)、
★.自然探索(8%)、
★.座禅(7%)、
★.ゴルフ(7%)、
★.ダイビング(6%)、
★.高度な撮影(5%)、
★.観光ウエディング(4%)、
★.サイクリング(4%)
だった。
袁さんは、「これら中国人が好きな観光ジャンルは、国内から少しずつ海外へと移行するだろう。
つまり、中国人の日本観光の目的も、『ショッピング』から『体験』へと少しずつ変わるということ」と予測した。
また、中国人観光客の体験型旅行に言及した際、沖縄の民宿での体験を紹介し、
「観光客は、沖縄の村民の家に寄宿する形で泊まり、
一緒にサツマイモパイやゴーヤスープなど、地元ならではの料理作りを体験させてもらえる。
現地の村民と深く触れ合うことができる旅行は、新鮮味があると同時に、充実した時間を過ごせ、温かみも感じることができる」
とした。
また、
子供が自然に触れたり、
農業を体験したりできる親子旅行や、
石川県の金箔工芸体験、
福島県の人形、
染物の製作、
茶道の体験
など、それぞれの地域の特色ある文化に深く触れることができる旅行、
カヌーなど自然の中でのアウトドアスポーツ体験
なども挙げた。
中国で日本観光がブームになる中、体験型旅行が人気になっているほか、
日本の先端医療設備や
快適な医療環境、
早期発見によるがん患者の治癒率、
生存時間向上
などをうたう各種PRも、健康を一層重視するようになっている中国人の注目を集めている。
同フォーラムでは、李会長が日本の先端医療の優位性を詳しく説明し、日本の国際医療の今後の発展に言及した際、各大手病院の国際医療部を増設することや医療ビザの発行要件緩和、遠隔医療をめぐる法律制定の加速、医療通訳者の育成などを提案した。
フォーラム終了後、中国人が日本に行って医療を受ける現状について、李会長は
「当社の業務からすると、現在、同分野のニーズは大都市だけに限らず、地方都市でもニーズが高まっている。
特に、治療が難しい病気の患者が日本に行って治療を受けるというケースが日に日に増加し、そのニーズは『体験型』の旅行を上回る状態」と紹介した。
(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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サーチナニュース 2016-06-09 08:43
http://news.searchina.net/id/1611657?page=1
日本は「小さな子どもを連れて」訪れるべき国!
その理由は・・・=中国
多くの中国人旅行者が日本を訪れるようになったが、現在は買い物が主要な訪日目的となっている。
だが、これからはただ旅行するだけではなく、
こどもたちに異文化を体験させる目的で日本を訪れる中国人も増えるかも知れない。
中国メディアの今日頭条はこのほど、日本は「小さな子どもを連れて」訪れるべき国であるとの記事を掲載した。
子どもを連れて海外旅行をしようと思う場合、大人だけの旅行とは勝手が異なる。
それでも日本を旅行先に選ぶべき理由について、記事はまず「安全」であることを指摘。
日本の治安の良さや交通の安全性は中国国内や、他のアジア諸国とは比較にならないことを挙げ、安心して旅行できる国であることを指摘した。
さらに日本が「衛生的」で、なおかつ「何をするにも利便性の高い」ことを挙げている。
日本が清潔な国であることは中国人にとっても周知の事実であり、24時間開いているコンビニエンスストアが至る所にある日本は非常に便利な旅行先と言えるだろう。
特に子どもを連れての旅行では、すぐに飲み物を買えてトイレに行くこともできるコンビニエンスストアは強い味方になる。
ほかにも
「交通の便の良さ」、
「中国文化が残っていること」
「子どもの旅行費用が安い」
などの点を挙げている。
だが、子どもを連れて日本を訪れるべき、最大の理由は
「子どもに総合的な民度教育を体験させることができる」
点であると伝えている。
子どもに日本を観察させ、日本人が他人に敬意を払う姿などを見せることこそが、日本旅行の「最重要の理由」だと指摘した。
つまり、中国では絶対に学べないことが日本では旅行という短期間でも学ぶことができるということだ。
中国人にとって、それだけ日本は啓発の多い国だという意味であろう。
世界的に見て、子ども連れでも安心して訪れることのできる国はそれほど多くはない。
記事で列挙されている日本を訪れるべき理由を見ていると、日本人としても「日本の良さ」を再確認することができるのではないだろうか。
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サーチナニュース 2016-06-09 11:38
http://biz.searchina.net/id/1611676?page=1
中国の富裕層の目に映る日本「印象深かった」、
日本は富裕層にも人気=中国
中国人にとっての人気の海外旅行先としては日本やタイなどを挙げることができる。
日本を訪れる中国人旅行客が年々増加の一途を辿っていることからも、日本旅行の人気の高さが分かるだろう。
中国メディアの環球時報の電子版はこのほど、韓国の朝鮮日報の報道を引用し、胡潤研究院がまとめた報告として、
「中国の若い富裕層が2015年に訪れた国のなかで、
もっとも印象深かった国は日本だった」
と伝えている。
胡潤研究院は1980年以降に生まれた525人の若い富裕層を対象に面接調査を行い、報告書をまとめた。
同報告書によれば、調査対象者の平均資産は3877万元(6億3246万円)で、彼らの家庭の平均旅行支出は年42万元(685万円)で、うち22万元(約359万円)は現地での買い物費用だった。
記事は、若い富裕層たちに
★.もっとも人気の旅行先はフランスで40%、
★.次いで日本が39%、
★.オーストラリアが28%
となった。
韓国は25%で13位だったと紹介。
さらに、
★.もっとも印象深かった国は日本が24%、
★.フランスが10%、
★.韓国は8%
だったと伝えた。
多くの中国人旅行客が日本を訪れるなか、胡潤研究院の報告書からは中間層だけでなく、富裕層にとっても日本は魅力的な旅行先であることが見て取れる。
「もっとも印象深かった国」で日本が1位となったことについて、記事は「何が、どのように」印象深かったのかは伝えていないものの、恐らくは中国国内で伝えられている日本の「悪い」イメージと、実際の日本は大きく異なっていたということではないだろうか。
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サーチナニュース 2016-06-24 11:33
http://news.searchina.net/id/1612806?page=1
モノを極める日本の「職人精神」
実は「オタク文化」にも表れているのだ! =中国メディア
中国にも数多のファンが存在する、日本のサブカルチャー。
今や世界に誇る日本の一大産業となっており、世界に数え切れないほどの「オタク」を生み出している。
しかし、もはやもともとの「オタク」とは性質が異なるものとの見方もある。
中国メディア・人民日報海外版は20日「『オタク』はもう死んだのか?」とする記事を掲載した。
記事は、ACG(アニメ・マンガ・ゲーム)産業の、日本の国内総生産に占める割合が農業・林業・水産業をはるかに超えており、
2013年までに国内のアニメ市場の総生産額が2428億円に達したと紹介した。
また、ACG文化の発展は1970年代以降の「虚構の時代」を背景としており、物資不足を経験していない新世代の台頭で消費主義が盛り上がり、社会のムードが退廃的になっていったことが影響しているとも説明した。
そのうえで、「オタク界の教祖」とされる岡田斗司夫氏の「オタク論」を紹介。
日本には児童に対する自由で寛大な文化的伝統があったために、マンガやアニメが社会から容認されるとともに、大人もこれらを愛好する文化ができたとし、児童に対する管理や教育を重視する米国のような社会では「児童化」された文化の発展は難しかったとの論理を伝えた。
さらに、
「オタク」の文化にはしばしば日本文化の特徴とされる「職人の精神」が存在しており、
彼らの創造性、楽しみ方などの極め方が「過剰、さらには常人と比べて異常なほど」になる
のだと論じていることを紹介した。
その一方で、この文化が世界各国で人気を集めているものの、極致を追求する「オタクの精神」を継承することはもはや難しくなっていると指摘、
「何日間か家にいて、アニメ作品をいくつか見て『自分はオタクだ』と言う人がいる昨今、『オタクはすでに死んでいる』」
との結論を出したと説明している。
その分野の文化が広く認知される、あるいは、何らかの理由で敷居が低くなることにより、「にわか」、「なまかじり」といったレベルの愛好者が増えるのは致し方ない部分もあるように思える。
それが、その文化の退廃とみなされるのか、それとも大衆化、成熟とみなされるのかは、立場によって異なるのだろう。
マイナーな頃からその文化に親しみ、極致を目指してきた愛好者たちにとっては、その大衆化の状況は往々にして受け入れがたいものとなる。
一部には「この程度の知識や経験で、この文化を語るな」と憤る人も出てくるかもしれない。
確かに、時として「変態」呼ばわりされる、極致を目指そうとする姿勢は、いかにも日本人らしいものであり、外国ではそこまではなかなか理解されないかもしれない。
ただ、「オタクはすでに死んでいる」という見方はあくまで「オタク論」の1つに過ぎず
「オタク」の定義次第では「オタクは進化した」という見方もできる
のではないだろうか。
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サーチナニュース 2016-07-11 22:19
http://news.searchina.net/id/1613950?page=1
日本による中国への「文化的侵略」、
「日本製」の言葉こんなにあるとは!=中国
日本の文化のうち、中国に源を発するものは少なくない。
それほどかつての中国の影響力は強かったわけだが、近年はインターネットが発達したからか、日本から中国に「輸出」され、中国に定着した文化も少なくない。
中国メディアの今日頭条はこのほど、中国文化はこれまで日本に大きな影響を与えたのは事実だとしながらも、
「日本による中国文化への侵略もある」
と伝え、特に言語面での「侵略」について焦点を当てて紹介する記事を掲載した。
記事は、中国人が日常的に使用している言葉のなかには「日本製」が数多く存在すると伝え、その一例として、「科学」、「幹部」、「指導」、「市場」、「人権」、「特権」などの単語を紹介。
さらに中国にとって重要かつ特別な言葉であるはずの
「社会主義」という単語ですら「日本製」である
ことを指摘した。
また、「日本製」の言葉は中国語そのものにも影響を及ぼしているとし、例えば
「~化」、「~力」、「~法」、「~観」、「~性」という言葉の使い方は日本語からの影響によるものだと指摘。
例えば、「多元化」、「大衆化」、「生産力」、「想像力」、「分析法」、「主観」、「世界観」、「可能性」、「創造性」といった言葉がそれに該当すると紹介している。
一方、中国のネットスラングにおいても日本の影響を感じることができる。
中国のネット上では「萌」という言葉を見かけることがあるが、これは日本でしばらく前に流行した「萌え」という言葉が中国で定着したもので、中国でも「かわいい」という意味で使用されている。
また、「ぶりっこ」、「可愛い子ぶる」という意味で、「売萌」という言葉も派生系として使用されている。
かつては中国から文化的に大きな影響を受けた日本だが、近年は中国も日本文化の影響を受けていることが見て取れる。
』