2016年5月7日土曜日

日本のステルス戦闘機開発(3):中国カタログ戦闘機、コピー兵器の限界なのだろうか、エンジンが作れない

_
 「X2」にイライラするところをみると、どうも中国は次世代機の開発がうまくいっていないようである。
 エンジンの開発がうまくいかずロシアからのミグ輸入をスホーイに代えてリバースエンジニアリングするとか、世界中からエンジン技術者を高給で引き抜いてくるとかいったニュースが紙面を賑わしている。
 そんな状態にあって「X2」が試験飛行をしたので、いらだちを強めているようである。


サーチナニュース 2016-05-11 14:13
http://news.searchina.net/id/1609468?page=1

X2の開発に見て取れる「日本の野望」、
後継機F3は2030年頃か=中国

 日本初の国産ステルス実証機「X2」が4月22日に初飛行に成功したが、中国ではX2の初飛行はどのように受け止められているのだろうか。
  中国メディアの消息時報はこのほど、X2の開発から「日本が持つ野望」が見て取れると論じた。

 記事はX2について、「日本は鳴り物入りで初飛行させた」と主張する一方で、所詮は実証機に過ぎないと指摘し、専門家の見解として、日本が実際に見据えているのは「次世代のステルス戦闘機を研究開発する野望」であると主張。
 X2の研究開発には、過去にF-2の日米共同開発に携わった技術者が定年を迎える前に技術を残しつつ、ステルスなどの先端技術を得るという側面があったと論じた。

 また、X2について中国の軍事専門家は、独自で戦闘機を開発したいという日本の強烈な願望を体現しているものの、「ミドル級の戦闘機にすぎない」と指摘。
 機体が小さく第5世代戦闘機に必要なシステムを搭載できず、
 「次世代の戦闘機開発能力があることを証明するだけで第5世代戦闘機の開発において優位とは言えない」
と主張した。

 とはいえ、日本がすでにステルス戦闘機を自己開発できる国の仲間入りしたことに変わりはない。
 そのため記事は、日本はステルス技術を交渉の切り札にするとの見方を示している。
 日本のF-2は2028年ごろに退役するため、
 2018年度中に後継機を独自開発するか、
 それとも他国との共同開発にするかを決定する必要がある。
 ステルス技術で米国などのレベルに到達するのが非常に困難な日本は、X2を交渉の切り札にするという主張だ。

 米国の「F-22」の初飛行が実証機開発から5年かかったことを考えると、
 日本の次世代戦闘機開発も順調にいけば5年ほどで糸口が見つかり、
 X2の後継機となる「F3」がお目見えするのは2030年くらいになるのではないか
との見通しを示している。



Record china 配信日時:2016年5月7日(土) 8時30分
http://www.recordchina.co.jp/a137385.html

中国の戦闘機「J15」、改造難しく
ロシアに援助要求か―米華字メディア



●1日、米華字ニュースサイト多維新聞は中国の艦上戦闘機「J15」について、改造計画は前途多難であり、場合によっては代替機を模索する可能性があると伝えた。写真はJ15。

 2016年5月1日、米華字ニュースサイト多維新聞は中国の艦上戦闘機「J15」について、改造計画は前途多難であり、場合によっては代替機を模索する可能性があると伝えた。

 中国軍が配備中の「J15」は現在、運用開始から4年たっているが、依然として生産能力の引き上げは実現しておらず、
★.これまでに作られた機体数は計16機
にとどまっている。
 中国軍は今後5〜10年、空母向けパイロットを増やせない状態に陥るとみられる。

 「J15」には技術的な問題が多く残されており、今も故障が絶えないという。
 今も中国初の空母「遼寧」での艦上訓練が実施できていない状態だ。
 「J15」改造計画の前途も多難とみられるため、
★.中国は旧ソ連製の「ミグ29」の導入も検討する可能性があるが、ロシアが反対する可能性がある。
 「J15」の原型とされる「スホイ33」を製造したロシアに技術支援を求める可能性も指摘されるが、中露関係の現状では実現が難しいとみられる。



サーチナニュース 2016-05-17 09:51
http://news.searchina.net/id/1609871?page=1

日本のX2開発の動機は何だ?
アジアのリーダーを狙う野心=中国

 中国メディアの中網資訊はこのほど、日本のステルス実証機X2には突出した性能が2つあると指摘している。
 さらに戦闘機の「数」で日本を圧倒する中国に対し、技術面で上回ることにより、地域の安全を守るリーダーとしての立場を手に入れることが日本にとってのX2開発の動機であるとも論じている。

 記事はX2が実現した突出した性能の
★.1つ目としてステルス性を指摘、
 「米国のステルス戦闘機を超えたと日本側は考えている」
と伝えている。
 米国機は特殊コーティングによるが、
 X2機体には電磁波を吸収する複合材料が採用されており
 「日本企業だけがこの材料を開発できると日本は主張している」
と紹介した。

 また、突出した性能の
★.2つ目は高機動性だ。
 X2の2つのエンジンには計6枚の推力偏向パドルが装備されており、
 「急上昇、急降下、急旋回などの動作が可能」
と記事は説明。
 しかし将来の国産戦闘機にはこのエンジンではなく、さらに新しい別のエンジンが採用されるだろうと推測した。

 記事はX2のステルス性および機動性が「突出している」と表現、
 この2つの性能が中国のステルス戦闘機を超えていることを暗に認めている。
 さらに、突出した性能を持つ実証機の開発に成功した日本の動機に注目。
 「尖閣諸島(中国名:釣魚島)および東シナ海における長期にわたる緊張した情勢を念頭に、
 日本は戦闘機の数の点で中国に及ばないことを深く認識しているため、
 中国に対して技術面でアドバンテージを取ろうとしている」
と主張、X2開発における日本の動機に対して警戒感を示した。

 一部資料によれば、2015年8月の参院平和安全法制特別委員会において、日本政府側は、中国の第4世代戦闘機731機に対して日本は計293機に過ぎないと指摘して危機感を示した。
 「日本は戦闘機の数の点で中国に及ばないことを深く認識している
と記事が説明したのは、日本政府が抱く実際の危機感に言及したものだ。

 さらに「中国に対して技術面でアドバンテージを取ろうとしている」という表現に対しては、地域の安全を守るリーダーとしての立場を手に入れようとしているとも推測しており、軍事大国また政治大国としてアジアで存在感を示そうとする意図が日本にあるという見方が示されている。
 X2のテスト飛行の成功は、今後も日中の緊張関係に一定の影響を及ぼしてゆくことになるだろう。




【2016 異態の国家:明日への展望】


_