2016年3月20日日曜日

日本のステルス戦闘機開発(1):中国空軍の戦闘機のカタログ強さは日増しにアップしている

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 「裏切りのオバマ」といわれるように日本にとってはオバマは防空識別権では見事に裏切ってくれた。
 このときから、日本政府はオバマを信用しなくったし、期待もしなくなった。
 オバマが日本にとってよかったことは、そのオバマの態度が「日本には支持もしなければ干渉もしない」ということだった。
 それが故に、中国を見据えた日本の戦闘機開発についてはこれまでのように横槍を入れることなく自由にやらせてくれた。
 この前例は今後とも日米の機軸になるだろう。
 日本は中国の前線に立つことをいとわないが、アメリカもそうするために必要な日本の技術的な取り組みに文句を言わないということでもある。


サーチナニース 2016-03-19 22:15
http://news.searchina.net/id/1605276?page=1

日本のステルス戦闘機開発
「中国にもうすぐ追い付く」不安がる中国

 現時点で国産のステルス戦闘機を保有する中国に対して、日本は国産ステルス戦闘機を持たないばかりか、先進技術実証機「X-2」の防衛省への納入もずれ込む見通しだ。
  しかし中国メディアの今日頭条は、日本の防衛面における航空産業は中国にもうすぐ追い付くという見方を示している。

 どのようなレースについても言えることだが、ライバルが自分の後方を走っているからというだけで勝利が確定するわけではない。
 ライバルの持っている実力と経験さらに現在の速度を考慮したとき、やがて追い付かれることがわかるという場合も多い。

 この例えと同じように、記事はライバルである日本がいまだに国産ステルス戦闘機を保有できていないにもかかわらず、第2次世界大戦後の日本の航空工業の実力や経験さらに発展のスピードを見ると、やがては中国に追いつくことがわかるという見方を示している。

 ではこうした見方の根拠は何だろうか。
 根拠の一つは世界ナンバーワンの軍事力を持つ米国と日本の友好関係だ。
 この関係が日本の航空工業に及ぼす影響は強大で、日本のF-2も米国と共同開発されたものだ。

 重要な点としてF-2は「当時世界最新鋭の戦闘機の1つ」だったと記事は指摘する。
 世界ナンバーワンの軍事力を持つ米国との友好関係が当時の日本に世界最新鋭の戦闘機を持つことを可能にしたのであれば、ステルス戦闘機についても同様のことが言える。
 さらに米国による日本へのこうした技術支援は「途絶えたことがない」とも記事は指摘している。

 さらに別の根拠として記事は、三菱重工やIHIまた三菱電機などの企業がF-35の生産に関わっている点に言及。
 日本の企業はこうした取り組みを通じてステルス戦闘機の設計技術や生産の経験を蓄えていると指摘。
 また日本が持つアジア随一の科学技術力を持ってすれば、手間取っているように見える「X-2」の開発ももうじき技術的に突破するだろうと論じた。

 そして近年の国際情勢の変化に伴い米国が日本の防衛力増強を黙認しているという追い風がある点にも記事は言及。
 これらすべての点を考慮し、日本の航空工業力はもうすぐ中国に追い付くと結論付けている。
 記事は「心神不寧」という「不安になる」という意味の成語を用いているが、X-2の中国での通称である心神とかけたしゃれであり、X-2の開発が日本の航空工業をさらに増強させ、中国を不安にさせるだろうと論じている。



サーチナニュース 2016-03-23 07:57
http://news.searchina.net/id/1605488?page=1

日本のステルス実証機「X-2」、
恐れるに足らず=中国報道

 中国は日本の国産初のステルス実証機「X-2」の開発に非常に大きな関心を寄せているが、中国メディアの今日頭条はこのほど、
 X-2は中国にとってまったく恐れるに足らない存在だ
と主張し、いくつかの根拠を示した。

 記事が示す
1].根拠の1つは、X-2の以前の名称は「ATD-X」、つまり先進技術実証機であり、実際の用途はRCS(レーダー反射面積)の測定試験や高機動飛行の測定試験であるという点であり、実戦配備を目的とした戦闘機ではないという点だ。

2].2つ目の根拠はX-2は日本がF-2戦闘機の後継となるF-3(仮称)を開発するために必要な実験の一部を担っているに過ぎないという点だ。
 具体的には防衛省が発表した「i3ファイター構想」、つまり高度に情報化また知能化された戦闘機の開発構想において、X-2は瞬時攻撃の開発を担当しているに過ぎないと記事は説明している。

3].また3つ目の根拠として、X-2は技術検証機であり決して原型機ではないという点だ。
 防衛省の計画では2016年4月から2年をかけてX-2の測定試験を行い、その評価をもとにして「国産ステルス戦闘機を開発するかどうか」を決定すると説明。
 つまり日本にはまだ国産ステルス戦闘機を開発する技術が完備されていないだけでなく、そもそも原型機の開発に着手すらしていないと論じた。

4].さらに記事は4つ目の根拠として、日本の軍事航空工業は第2次世界大戦の敗戦時に米国によって徹底的に解体させられたため、現在は独立した航空生産システムや研究開発システムが完備されていないと指摘。
 国産初の小型旅客機MRJに使用されている部品も7割が外国メーカー製だとし、国産ステルス戦闘機を開発するには基盤がぜい弱であるという点を記事は指摘している。

 中国晋王朝の歴史を記した晋書に由来することわざに「風声鶴唳」というものがある。
 風の音や鶴の鳴き声にも恐れて逃げる敗走軍の様子を表し、ひいては怖気づいた人が少々の事にも驚く様子を表現している。
 この記事が主張するのはX-2はいわば風の音や鶴の鳴き声のようなもので、一見すると中国の航空軍事力、特に中国のステルス戦闘機「殲20」に対する脅威と錯覚してしまうが、その実体はあくまでも技術実証機であり、決して恐れるべき存在ではないという点だ。
 記事の目的は中国の読者を安心させることにあるようだ。



サーチナニュース 2016-03-22 07:11
http://news.searchina.net/id/1605357?page=1

「J-10」戦闘機をグレードアップ、
米「F-16」よりも強くなった!
=中国メディア

 中国メディアの新浪網はこのほど、「J-10」戦闘機シリーズの最新型である「J-10C」の登場により、初期型の「J-10A」も改造を実施されると紹介する記事を発表した。
 米国のF-16に勝る戦闘機になるという。

 「J-10A」の改造で、最も重要なのは現行の機械式のレーダーをアクティブ電子走査アレイ式レーダー(AESA)に換装することだ。
 AESAで技術的に大きな課題になるのが冷却だ。
 米国の戦闘機「F-16」が現在搭載しているのはAESAであるSABRレーダーだが、記事は「冷却問題との妥協のため、性能が影響を受けている」、「J-10のAESAに及ばない」と主張した。

 記事は、AESAの性能をもって、J-10Aは「米軍のF-16の性能に追いつき追い抜いた」と主張した。
 記事によると、J-10Aは搭載ミサイルも、これまでの「PL-10(霹靂-10)」や「PL-8」ではなく、新型の「PL-15(霹靂-15)」や「PL-12」を搭載できるようにした。

 また、これまでの慣性誘導装置はコストが低く、技術も成熟しているという長所があったが、高加速度を出すと精度面で影響が出やすい問題になった。
 そのため、レーザー式の慣性航法装置を導入し、問題を解決したという。

 また、地上攻撃時に使用する爆弾も衛星による誘導が可能なタイプになる模様だ。

 ミサイル攻撃を受けた際のチャフ(アルミ箔)やフレア(赤外線ホーミング誘導ミサイルを攪乱する燃焼弾)の能力も強化された。
 さらに、データリンクの能力も向上し、中国空軍の新たな運用体系に「J-10A」も組み込まれることになるという。


サーチナニュース 2016-03-27 14:43
http://news.searchina.net/id/1605822?page=1

わが新型ミサイルDF-ZFは人工衛星も空母も破壊する、
しかも迎撃はできまい=中国メディア

 中国メディアの新浪網は25日、中国が新型極超音速ミサイルの「DF-ZF(東風-ZF)」に関連する技術を完成させたとの見方が出ていると報じた。

 中国が開発した遠距離にある水上艦船を標的にできるミサイルとしてはこれまで、「DF-21(東風-21)」が注目されることが多かった。
 DF-21は実際にはた核弾頭も搭載可能な、陸上の標的を攻撃するための準中距離弾道ミサイルで、対艦弾道ミサイルは派生型とされている。

 DF-ZFはそれ自体がミサイルだが、DF-21に弾頭として搭載される。
 DF-21は発射後、まず大気圏外に出て弾道軌道を進む。
 分離されたDF-ZFは大気圏内に戻り、マッハ8-12の速度で目標に向かう。
 超高速であることと、大気圏内では進路の変更も可能なため、迎撃は極めて困難という。

 また、DF-ZFは低軌道の衛星も破壊できるという。
 軍事目的の情報収集衛星、いわゆるスパイ衛星は地上を観測するために低軌道を周回している場合が多く、DF-ZFが標的にできることになる。

 DF-ZFの情報は極めて少ないが、中国はこれまで繰り返し実験を行ってきたとされる。

 新浪網は、
 「中国はすでにDF-ZFに関連する技術を完成させた」
との見方が出ていると紹介した。
 米軍はかつて、同ミサイル(弾頭)をWU-14のコードネームで呼んでいたが、現在はDF-ZFの呼称を用いているという。


(写真は新浪網の25日付報道の画面キャプチャー)



サーチナニュース 2016-03-29 07:41
http://news.searchina.net/id/1605907?page=1

いまだに戦闘機に国産エンジンを積めぬ中国、
軍需工業大国になりたいなら日本に学べ=中国メディア

 昨今、「日本に学べ」と題した中国メディアの記事を多く見かけるが、中国メディア・環球時報は28日、軍需工業も「日本に学べ」とする記事を香港・南華早報が27日掲載したことを報じた。

 記事は、南華早報が27日に
 「2010年以降1500億元を費やして国産戦闘機エンジンの開発を進めているのに、
 どうしていまだに空母艦載機である殲-15などの戦闘機に国産エンジンを供給できないのか」
としたうえで、中国初の国産空母「遼寧」の母体となった「ワリヤーグ」をウクライナから購入したことで知られる徐増平が
 「最適解は、日本に軍需産業を学ぶこと」
と語ったことを伝えている。

 徐氏によると、
 中国の軍需産業の現状は
 「一部で閉鎖的で、企業が全能、産と研がバラバラ」
であり、これでは強い軍隊づくりはままならないとのこと。
 そこで、今年の全国政治協商会議で中央政府に対して、
 民間企業が自衛隊の軍需製品研究開発にかんする特許技術を有する「日本の軍需工業スタイル」を研究するよう提唱した
という。

 記事は、南華早報がさらに、中国軍のある退役将校が
 「わが国の国防工業は完全にソ連モデルの移植であり、
 すべての核心的技術はすべて国有企業の手中にある」
と主張、
 民間企業は国有企業と競争できるほどの技術を持たせてもらえていない
との見解を示したと伝えたことを紹介。
 これに反論する形で、
 「中国の上層部は国防・軍隊改革にて軍民融合、民間企業への軍需工業分野開放を繰り返し強調している。
 10年経てば
 高い競争力を持った軍需工業企業が出てくるはずだ」
とする、中国の軍需工業の発展に詳しいという人物のコメントを示した。

 マシンの心臓部であるエンジンの国産化問題は、戦闘機に限らない。
 自動車業界においても同様で、中国メーカーの自動車に搭載されているエンジンの多くが日本製であることを嘆き、信頼できる国産エンジンを積めるよう中国メーカーは研鑽を重ねなければならないとする評論をしばしば見かける。
 「日本のエンジンが中国自動車メーカーの発展に寄与した」とのポジティブな意見もあるが、それはあくまで自動車の話。
 戦闘機で「他国製エンジンがわが国の戦闘機の発展に寄与した」
などと呑気なことを言おうものなら、
 「愛国者」たちから激しい非難が飛んでくることを覚悟しなければならない。



レコードチャイナ 配信日時:2016年3月30日(水) 12時30分
http://www.recordchina.co.jp/a132096.html

「軍事強国になるために中国は日本を見習え」、
専門家が主張―香港英字紙

  2016年3月27日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、航空母艦「ワリャーグ」号をウクライナから買い入れた商人で全国政治協商会議の委員でもある徐増平(シュー・ズンピン)氏は、中国軍を悩ます問題を解決するためには、日本の軍需産業を見習うべきだと述べている。
 28日付で環球時報が伝えた。

 中国は2010年から約1500億元(約2兆6000億円)を国産戦闘機エンジンの研究開発に費やしてきた。
 しかし、艦上戦闘機J−15などのエンジンは依然として国産ではない。 

 今月初め北京で行われた両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)で、徐氏は国内の軍需産業の現状を、
 「独自形態、各部門の閉鎖性、企業本位、産学分離」
と表現。
 「中央政府は日本が真の軍事強国になれた理由を研究すべきだ」
と主張した。
 徐氏は、
 「日本の軍事財閥は敗戦によって解体されたが、三菱重工、川崎重工、富士重工等の企業はみな、自衛隊の軍事製品の特許技術を有している」
と語った。
 一方、中国の軍事工業はかつてのソ連式をそのままコピーしたものであり、国有企業が全ての技術を掌握しているのが現状だ。

 しかし、軍需産業に詳しい専門家は、
 「中国指導部が軍事改革を進めていく中で、民間企業の影響力が大きくなってきている。
 今後10年で民間企業の中から競争力を備えた軍事企業が台頭するだろう。
 政府と軍は、性能や質、先進性を基に、どこから購入するのかを判断することになる」
と語っている。


サーチナニュース 2016-03-29 14:21
http://news.searchina.net/id/1605986?page=1

見くびるな!
日本は「わが国の殲-20戦闘機を過小評価しすぎ」

 中国メディアの今日頭条はこのほど、
 中国のステルス戦闘機「J-20(殲-20)」の戦闘能力について、日本メディアが「ひどく過小評価している」
と主張する記事を掲載したうえで、
 そうした過小評価には「まったく根拠がない」と反論した。

 日本でステルス実証機「X-2」の開発が進められているためだろう、中国では日本の戦闘機開発について関心が高まっている。
 殲-20は中国が開発中のステルス戦闘機であり、殲-20とX-2を比較する報道も少なくない。

 記事は日本メディアが中国の自動車産業を例にして
 「クオリティの高い自動車を製造する技術力すらない中国がどうしてクオリティの高い戦闘機を開発できるだろうか」
と主張していると伝え、こうした「過小評価」が日本国内の殲-20に対する一般的な見方であると紹介した。

 こうした見方に対し、記事は激しく反論を展開している。
 米国メディアの見解として、「自動車産業の技術力から航空産業の技術力を推し量るのは無理がある」と主張、そしてイスラエルとロシアを事例に挙げたうえで「クオリティの高い自動車を設計・製造できなくともクオリティの高い戦闘機を開発できるまさに生きた証拠である」と反発した。

 さらに記事は、殲-20に対して、日本国内で「機動性に問題があるのではないか」という見方があると伝える一方、殲-20の戦闘能力に問題があるなら、なぜ日本は世界最強と称される米国のF-22の導入を願っているのかと反論。
 「日本は殲-20の戦闘能力に根拠もなく疑問を呈している」
と批判した。

 中国としては自国の自慢である殲-20が日本で「過小評価」されているのが気に食わなくてたまらないのだろう。
 事実、中国では殲-20の戦闘能力を高く評価する声が多く、在日米軍横田基地にF-22戦闘機が増派され、中国軍と衝突が発生しても殲-20で対応でき、「米軍パイロットにとっては恐怖の空になるであろう」などと主張するメディアもある。



レコードチャイナ 配信日時:2016年4月7日(木) 6時10分
http://www.recordchina.co.jp/a132680.html

中国が航空機エンジン開発に本腰、
海外から専門家を33兆円投じて招聘へ―米誌

 2016年4月5日、米誌ナショナル・インタレストによると、中国は最新の航空機エンジン開発のため、約3000億ドル(約33兆1700億円)を投じて海外から専門家を呼び寄せる計画だ。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 中国は航空機エンジン技術開発に力を入れる方針だ。
 民間・軍用機エンジン開発に今後20年で約3000億ドルを投じる。
 米メディアによると、中国の航空業界は海外のエンジニア、空軍の退役軍人らを招聘。
 エンジンの研究開発を後押しする。
 最終的には国産エンジンの開発を成功させ、国産爆撃機の実現につなげたい考えだ。

 軍事専門家によると、
 中国は長く新型爆撃機の開発に取り組んできたが、
 今のところ成功の見通しは立っていない
 中国によると最大の障害は資金難とエンジン、素材開発。
  これらを克服できれば、開発が現実味を帯びるという。



サーチナニュース 2016-04-11 07:09
http://news.searchina.net/id/1607009?page=1

ステルス戦闘機を生産できる中国、
第6世代機の開発に着手している可能性

 中国は自国でステルス戦闘機を生産できる世界でも数少ない国の1つだが、中国メディアの騰訊はこのほど、中国が第6世代戦闘機の開発に着手している可能性があると伝えている。

 記事は中航工業瀋陽飛行機設計研究所の2016年度目標に注目。
 中国の第5世代ステルス戦闘機技術の検証機であるJ-31を開発したのはこの研究所だが、その年度目標とは
 「1機種を詳細に設計し、3機種を初飛行させ、4機種を評価する」
というものだ。

 記事はこの年度目標が言及する「1機種」が第6世代戦闘機である可能性があると説明。
 その根拠として記事は、15年12月に中航工業集団公司のある幹部が中国メディアの中国航空報に対し、瀋陽研究所が手掛ける今後の重要プロジェクトの中に「次世代機の研究製造」があると言明した点を取り上げている。

 また戦闘機開発には「配備1世代・研究製造1世代・基礎研究1世代」の慣例があると紹介。
 この慣例で考えると、もしある国で第5世代戦闘機の開発が終了しているなら、その国は第6世代戦闘機の研究開発及び第7世代戦闘機の基礎研究をすでに開始していることになり、中国は2018年ごろをめどに第5世代戦闘機であるJ-20を実戦配備する見通しであることから、すでに第6世代戦闘機の研究開発に着手している可能性は高い。

 中国がすでに第6世代戦闘機の開発に着手している可能性がある一方で、日本は実証機X-2の開発段階にある。
 X-2はステルス技術などをはじめとする先進技術の検証に向けて開発が行われている実証機だが、X-2によって検証された技術をもとに日本で国産戦闘機が実用化されるのは、うまくいっても2030年代という報道もある。
 戦闘機の国産化がいかに困難かを物語るものだが、日本と中国の戦闘機開発における差は圧倒的に大きいと言わざるをえない。

 エンジン開発すらできていないのが現実だが、
 カタログにはいろいろきらびやかな理想を載せている。
 カタログというのは夢を語るものだからそういうものなのかもしれない。
 まずは自国の設定した防空識別圏をコントロールできるスクランブル機の開発がメインになる思うのだが。
 

サーチナニュース 2016-04-11 20:18
http://biz.searchina.net/id/1607138?page=1

飛行機も大砲も造れない?
中国は日本の工作機械が必須という話は本当?

 中国はこれまで世界の工場として、ありとあらゆる製品を生産し、世界中に製品を輸出してきた。
 こうした工場に導入されている工作機械や産業用ロボットのなかには、日本企業の機械も多いという。
 視点を変えれば、日本企業の工作機械やロボットが中国の世界の工場として地位を支えていたとも言える。

 また、中国の兵器や中国メーカーのスマートフォンなどにも、日本の製品が搭載されているという報道も見られる。
 グローバル化が進むなかでは当然のことなのだが、中国も日本もそれだけお互いに密接に結びついているということだ。

 中国メディアの捜狐はこのほど、日本のある経済学者から
 「中国の未来は日本や米国の手中にある」
という声があがったことを紹介し、
 「中国は日本の工作機械がなければ飛行機も大砲も造れないというのは本当か?」
と疑問を投げかけた。

 記事は、日本は鉄鋼、自動車、造船、電機、原子力など、工業分野における技術力は極めて高いと指摘し、
 「人材も豊富でマネジメントも優れており、製品の品質も高い」
と主張。
 日本の工業力は世界一流の水準であると認めつつも、中国も着実に工業力を高めており、
 「単に組み立てを行い、輸出していただけの時代とは比べ物にならないほど実力が向上した」
と主張した。

 さらに、ドイツに工業機械の輸出に成功したとおり、中国はもはや工業分野における後進国ではないと主張。
 日本企業の工作機械がなくとも、中国の製造業は十分に成り立つとの主張を展開した。
 中国企業の技術力が近年、向上しているのは誰もが認めるところだが、
 中国ではボールペンすら重要な部品は輸入に頼っているのが現実であり、
 果たして日本やドイツと同等の水準にまで至っているかは疑問を禁じ得ないところだ。


Record china 配信日時:2016年4月21日(木) 20時50分
http://www.recordchina.co.jp/a132875.html

いまだに飛ばない日本国産ステルス機、
その理由は

 2016年4月19日、中国のポータルサイト・今日頭条は日本が開発中の国産ステルス実証機ATD−X(通称・心神)がいまだに飛ばない理由について分析する記事を掲載した。

 記事では、
★.ATD−Xは滑走テストを行い、前輪までは浮き上がったものの、いまだに飛行していない
と指摘。
 開発が遅々として進まない理由として、風洞実験などの航空実験施設が整っておらず他国に依存していることや、ある程度の成果を得たところで開発速度を遅らせたことにあると主張。
 そのため中国にも及ばなくなっていると論じた。


サーチナニュース 2016-04-22 10:47

ステルス実証機「X-2」の開発の遅れ、
中国は「技術者の力量に原因」と



 日本のステルス実証機「X-2」が22日、初飛行を行い、名古屋空港を飛び立った。
 中国メディアの新浪はこのほど、X-2の初飛行がこれまで何度か延期されてきた理由について原因を分析、その理由は技術者の力量不足にあると説明している。

 記事は1960年代や1970年代の日本の軍事航空産業の実力は中国を上回っていたと説明。
 例えば中国がミグ21を真似た戦闘機を製造していたとき日本はF104やF4をライセンス生産し、また中国がJ-8を製造していたとき日本はF-15Jを生産していたと指摘した。

 しかし現在の中国はステルス戦闘機J-20の量産化に着手しているのに対し、日本はステルス実証機の初飛行を行ったばかりという状況だ。

 記事は日中の軍事航空産業の実力が逆転した理由を分析。
 日本は米国に頼りすぎており、知識と共に「経験」を持つ優秀な技術者を育てることをしなかったことが軍事航空産業発展を遅らせた原因になっていると指摘。
 一方で中国は何十年も失敗を繰り返しながら経験を積み重ねたと主張した。

 確かにどのような製品の品質も技術者の力量に依存している。
 従って記事が指摘する日本の技術者の力量不足がそのまま日本の軍事航空産業の実力不足になっているという分析には一理あるのかもしれない。

 しかし記事の分析がそのとおりだったとしても、日本は今まさに自力でステルス戦闘機の開発に着手している。
 仮に日本がX-2の開発に失敗したとしても、それは記事が中国の軍事航空産業発展に必要だったと指摘する要素、つまり貴重な「経験」の1つになるだろう。
 重要なのは過去でなく現在と未来だ。


サーチナニュース 2016-04-24 10:13
http://news.searchina.net/id/1608160?page=1

X2がついに初飛行! 
日本の国産戦闘機開発に警戒する中国

 国産初のステルス実証機「X2」が22日、名古屋空港を飛び立ち、航空自衛隊岐阜基地までの初飛行に成功した。
 中国ではかねてより「X2」が大きな注目を集め、その動向が逐次報じられていたため、今回の初飛行も各メディアが取り上げている。

 中国メディアの国際在線は、「X2」の初飛行について複数の写真とともに伝え、
 「防衛省は7年前からX2の開発に取り組んできた」
としたうえで、すでに394億円を投じていると紹介。
 さらに、機体とエンジンのいずれも国産であることを指摘したうえで、レーダーに探知されにくい設計となっていることを伝えた。

 また、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報も複数の写真とともに
 「機密性の高い“敏感”な箇所も写った写真が初めて公開された」
と伝えつつ、X2ではなく「心神」という名称とともに
 「エンジンの推力方向を調整する推力偏向パドルが採用された点」
など、外観の特徴が特に目を引くと主張。

 「心神」という名称は正式名ではないが、中国ではもはや「心神」という名が定着してしまったようで、今なおX2を心神という名称で呼ぶメディアも多い。

 X2の開発状況はかねてより中国で関心の的だった。
 X2はあくまでも先進技術実証機であり、戦闘機ではないものの、中国では「わが国の戦闘機より戦闘能力ははるかに劣る」などといった主張も多く見られた。
 日本の国産戦闘機開発に向けた取り組みを中国がいかに関心を持ち、警戒しているかが見て取れる。



Record china 配信日時:2016年4月28日(木) 10時40分
http://www.recordchina.co.jp/a136633.html

中国の軍事専門家、日本初の国産ステルス機を酷評
=「中国産は日本より10年先行」―中国メディア


● 27日、人民網は「中国の戦闘機開発は日本より10年先行している。次世代ステルス戦闘機『殲20』は来年配備される」と伝えた。写真は殲20。

 2016年4月27日、人民網は「中国の戦闘機開発は日本より10年先行している。
 次世代ステルス戦闘機『殲20』は来年配備される」と伝えた。

 日本初の国産ステルス戦闘機「心神」がこのほど、初飛行を実施した。
 日本の軍事評論家によると、日本は中国を戦闘機開発のライバルとみなしている。

 しかし、中国の軍事専門家・徐勇凌(シュー・ヨンリン)氏いわく
 「『心神』の出現が日中の軍事力の差に大きな影響を与えることはない。
 『殲20』は来年空軍に配備される予定だ。
 中国は米国、ロシアに次いで第4世代の戦闘機を配備する国になる。
 この分野では日本の10年先を行っている」
と自信を示した。

 徐氏はまた「心神」について
 「デザインは保守的で、外観に目新しいところはない。
 そもそも11年に初飛行する予定が16年までずれ込んだ。
 研究開発に遅れが生じているということは、日本の技術の熟練度が足りないということだ」
と指摘。
 日本が今後10年以内に航空産業で一定の成果を挙げたとしても、米国やロシアのようになるのは不可能だとした。

 





【2016 異態の国家:明日への展望】


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