今の中国の
「成金キンピカ大国主義丸出しの小国イジメ」
を見ていると、なかなか中国に親しみを持つというのは無理なようである。
『
朝日新聞デジタル 3月12日(土)17時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160312-00000037-asahi-pol
中国「親しみ感じない」、
過去最高83% 内閣府調査
●各国に対する親近感の変化
内閣府による今年の外交に関する世論調査で、中国に「親しみを感じない」と答えた人が過去最高の83・2%となった。
中国に対する親近感の傾向は、比較可能な1978年の調査から40年弱で完全に逆転。
国民感情の冷え込みが固定化している。
調査は1月7~17日、全国の成人男女3千人に面接で行い、1801人(60%)が回答した。
中国に親しみを感じないと答えた人は尖閣沖漁船衝突事件があった2010年に急増し、その後も高水準で推移。
今回は過去最高だった前回14年の83・1%をわずかに更新した。
中国に「親しみを感じる」人は14・8%で、4年連続20%を下回った。
中国への「親しみ」は80年代前半まで70%を超えることが多く、米国を上回る年もあった。
ところが、天安門事件の起きた89年に20ポイント近く下落、
00年代に中国で相次いだ反日デモの影響などで下がり続け、
12年以降はロシアをも下回っている。
現在の日中関係について、85・7%が「良好だと思わない」とする一方、今後の両国関係の発展を73・3%が「重要だと思う」と回答。
「思わない」の22・5%を大きく上回った。
年齢別では、20~40代の若手・中堅層に関係を重視する傾向が強かった。
一方、韓国への「親しみ」は33・0%で、過去最低だった前回に比べ1・5ポイント改善した。
昨年末に慰安婦問題で日韓が合意したが、国民感情への影響は限定的だったようだ。
米国への「親しみ」は84・4%で、11年以降8割超を維持している。
北朝鮮についての関心事項を複数回答で聞くと、拉致問題(83・5%)、核問題(76・1%)、ミサイル問題(60・5%)の順だった。
調査が1月の核実験直後に行われたこともあり、ミサイル問題への関心は前回の54・0%から伸びた。
結果の主な内容は、14日から内閣府ホームページに掲載する
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2016年3月14日(月) 4時30分
http://www.recordchina.co.jp/a130981.html
<世論調査>「中国に親しみを感じない」が83%、過去最高に―日本
2016年3月12日、騰訊網は記事「日本外交世論調査:中国に“親しみを感じない”が過去最高に」を掲載した。
日本内閣府が実施した外交に関する世論調査で、
中国に「親しみを感じない」との回答が83.2%と
昨年を0.1ポイント上回り、1975年の調査開始以来過去最高を記録した。
14年秋の首脳会談以来、日中外交は関係改善に向かっているとされるが、日本国民の中国を見る目は以前として厳しいことが浮き彫りとなった。
一方で
韓国に「親しみを感じる」との回答は前年比1.5ポイント増の33%、
「親しみを感じない」は1.7ポイント低下の64.7%
となった。
昨年末の慰安婦問題解決の合意が影響したと考えられる。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2016年3月14日(月) 18時40分
http://www.recordchina.co.jp/a130700.html
中国に親しみを感じない日本人が過去最高
=中国ネットは「正常な反応」
「なんという屈辱だろうか」と反応さまざま
2016年3月14日、内閣府が実施した外交に関する世論調査で、中国に「親しみを感じない」の回答が過去最高を記録したことに中国ネットから数多くの反応が寄せられた。
内閣府の12日の発表によると、調査は1月7〜17日に全国の成人男女3000人を対象に行い、1801人が回答した。
中国に「親しみを感じない」との回答が83.2%と昨年を0.1ポイント上回り、1975年の調査開始以来過去最高を記録した。
日中関係については85.7%が「良好だと思わない」と答えた。
14年秋の首脳会談以来、日中外交は関係改善に向かっているとされるが、日本国民の中国を見る目は依然として厳しいことが浮き彫りとなった。
この日本の世論調査に対し、中国のネットユーザーは
「正常な反応だ」
「(中国人の)自分ですら中国に好感が持てない」
と日本人の反応を受け入れる声がある一方で、
「中国で調査したら、100%の人間が日本に親しみを持たない」
「中国人が日本人の反応を気にしているとでも思うのか?
中国人も日本に親しみを持っていない」
と対抗する声も多く聞かれた。
このほか、
「(日中関係の悪化は)政府間の行動が原因だ。
日本の物が優れていることは認める必要がある」
「日本に対し警戒心を保つべき」
「この調査を見て、日本で爆買いしている中国人が頭をよぎった。
訪日中国人観光客は日本の産業の復活を後押ししたのだ。(日本人は中国に親しみを持たないのに多くの中国人が日本に行っていることは)なんという屈辱だろうか」
と、さまざまなコメントが寄せられた。
』
『
サーチナニュース 2016-03-15 14:25
http://news.searchina.net/id/1604893?page=1
政治的な問題だけではない、
われわれの問題もある
日本人が中国に好感抱かぬ理由=中国メディア
中国メディア・中国捜索は13日、日本の内閣府が12日に発表した外交世論調査で「中国に親近感がない」と答えた割合が83.2%と過去最高を記録したことについて、歴史や政治の問題だけが問題ではないとする記事を掲載した。
記事は、1978年にスタートした内閣府の対中意識調査において、これまで最も「中国に親近感がない」との回答が多かったのが2014年の83.1%であり、今回はこれを上回ったことを紹介。
そのうえで「日本人との交流のなかで、いくつかの原因があることを知った」と伝えた。
まず、
「一般の日本市民との交流の結果、彼らは国の外交問題に対して実際は関心がない」
と説明。
尖閣諸島の領土問題や首相の靖国神社参拝、歴史問題に対する反省といった外交問題が「嫌中」の主たる理由ではないとした。
そして、
中国の街頭で発生する反日デモや
日本製品、日本関連商店への攻撃といった行為に見られる、
狭隘な民族主義や暴力に対する反感を抱いている
のであると指摘。
「日本メディアによって伝えられて、日本の市民に対して強いインパクトが生まれ、反中感情が直線的に高まるのだ」
と論じた。
さらに、もう1つの理由として山積している中国国内の社会問題についても言及。
スモッグに代表される環境汚染、
食品の安全性の低さなどといった情報に恐れを感じ、
中国を旅行する人が減り続けると同時に、
中国語を学ぼうとする日本の若者もどんどん少なくなっている
と伝えている。
記事は最後に
「日本人がわれわれをどう見ているかについて、気にしなくてもいいのかもしれない。
しかし、その態度に含まれている、われわれ自身に密接にかかわる種々の社会問題を避けて通ることはできないのだ」
と結んだ。
中国人観光客が大挙して日本にやって来る状況にありながら、日本人の多くが中国に親近感を抱いていないという調査結果にはなんとなく違和感を覚えざるを得ない。
日本国内に中国に対するネガティブな情報があふれているということも背景の1つにあるかもしれない。
政治的な問題も、中国国内の社会問題も存在するのは事実ではあるが、一方で中国人観光客と日本人との触れ合いや、民間レベルの交流が行われていることも忘れてはいけない。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2016年3月16日(水) 18時40分
http://www.recordchina.co.jp/a131191.html
中韓に親しみを感じない日本人は8割と6割
=同じ反応の中韓ネットに対し、
日本ネットは中国をやや評価し韓国に冷たい
2016年3月16日、日本の内閣府が実施した世論調査で、
「中国に親しみを感じない」は過去最高の83.2%で、
「韓国に親しみを感じない」は微減の64.7%
だったことについて中韓ネットとも「こちらも(日本に)親近感を持っていない」との受け止めが支配的だったが、日本ネットからは
「中国の歴史や料理などの文化は好きだが、
韓国には好きになる要素が一個もない」
とやや分かれた。
この調査は、1月7〜17日に全国の成人男女3000人を対象に行われ、1801人が回答した。「中国に親しみを感じない」は昨年を0.1ポイント上回り、1975年の調査開始以来最高を記録した。
日中関係については85.7%が「良好だとは思わない」と答えた。
一方、「韓国に親しみを感じない」は64.7%と前回調査に比べ1.7%減少する一方、「親しみを感じる」は1.5%増えた。
中国のネットユーザーからはこの調査結果について
「中国で調査したら、100%の人間が日本に親しみを持たない」
「日本に対し警戒心を保つべき」
「それでも多くの中国人が日本に行っていることは何という屈辱だろうか」
などの声が寄せられた。
韓国のユーザーからも
「感じてくれなくて結構」
「韓国人の99%は日本に親近感を覚えていないと思う」
「思ったより親近感のある人が多いんだな」
などのコメントが付いた。
こうした中韓の受け止めについて日本のネットユーザーからは微妙に異なるコメントが寄せられている。
中国に対しては、
「(現在の)中華人民共和国は清朝崩壊後の新しい国家で親近感を持っていない。
それ以前の悠久の歴史や文化には親近感を抱いているし、敬意も持っている」
「中国の政府や中国人の土人的行動は嫌いだが、中国の歴史とか自然とか料理などの文化は好きだな」
など歴史や文化面にはそれなりの評価が聞かれたが、韓国に対しては
「大半の日本人は韓国人がどう思っているのか興味ないし、知らないからね」
「中華料理は食うが、韓国料理は食わない」
など総じて冷たかった。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2016年3月16日(水) 21時10分
http://www.recordchina.co.jp/a131182.html
「爆買い」でも日本人の対中感情は好転せず?
中国ネットはドライな反応「好感度のために買うんじゃない」
「中国人も中国人が嫌い」
2016年3月14日、日本の内閣府が発表した世論調査の結果、「中国に親しみを感じない」との回答が過去最高となったことを受け、環球時報は日本メディアの報道を引用して、中国人観光客の「爆買い」は親近感を高めることにつながらなかったと伝えた。
内閣府が先日発表した調査結果によると、中国に「親しみを感じない」「どちらかというと親しみを感じない」との回答が合わせて83.2%となり、昨年を0.1ポイント上回って過去最高を記録した。
「親しみを感じる」「どちらかというと親しみを感じる」はほぼ横ばいの14.8%だった。
一方で、「日中関係は重要」と考える人は73.3%だった。
記事は、
「近年は日本を訪れる中国人観光客が大幅に増加し、
“爆買い”が昨年の新語・流行語大賞に選ばれるなど、
中国人は日本国内で存在感を増しているが、イメージの好転にはつながらなかった」
と伝えている。
この報道に、中国のネットでは、
「日本人は中国の台頭をまだ受け入れられないのだろう」
といったコメントがある一方、
「海外で買い物する目的は自分の生活のためであって、他意はない」
「親しみを感じてもらうために(日本製品を)買うのではない。
好きな物を買うだけ」
といったドライな意見も少なくない。
また、
「中国人も中国人が嫌い。
いったいどれだけの中国人が信用に値するんだ?」
といったコメントもあるが、国内製品に対する信用度の低さを嘆いているとみられる。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2016年3月24日(木) 8時50分
http://www.recordchina.co.jp/a131727.html
日本社会は本当に“嫌中”なのか、
内閣府の調査結果に対する疑問―中国メディア
2016年3月23日、国際先駆導報は同紙の劉華(リウ・ホア)記者による「日本社会は本当に嫌中なのか」と題する記事を掲載した。
先日、日本の内閣府が発表した調査結果によると、
中国に「親しみを感じない」「どちらかというと親しみを感じない」との回答が合わせて83.2%
となり、昨年を0.1ポイント上回って過去最高を記録した。
この調査結果について、記事は疑問を投げかける。
まず、日本人が「親しみを感じない」と回答した割合は、ロシアが79.3%、韓国が64.7%、中央アジアが67.4%となっていることを例に、
「仮に嫌中であるなら、日本は嫌露、嫌韓、嫌印であるとも言えてしまう」
と指摘。
「親しみを感じない」と「嫌い」は異なる感情で、日本にとって中露韓印という国に具体的なイメージがわかないのはおかしいことではない、としている。
続いて記事が指摘するのは、日本人と政治の関係性だ。
「現代の日本人の多くは政治や外交に興味がない」
とし、昨年行われた「愛国」に関する調査で、日本人の44.5%が「愛国心がない」または「何も感じない」と回答したことを紹介。
「これが日本社会の常態である」としている。
また、嫌中の定義についても言及する。
「中国にマイナスのイメージや反感を抱いているということであれば、確かにそうした感情は存在する」
とし、その原因について「ここ数年、日本の主要なメディアは中国のマイナス面ばかりを報じている。
毎日、テレビや新聞で中国のマイナスイメージにばかり接していれば、好印象が生まれるはずはない」と主張。
「日本のメディアの変化は政治と密接な関係がある」
とし、
「2012年の尖閣国有化以降、特に第2次安倍内閣が発足してからは日本のメディアは保守化しており、世論の変化は明らかだった」
と指摘する。
記事は、
「中国に対するマイナスイメージが本当に83.2%というような驚くべき数字なのかということについて、
日本人一人ひとりに詳しく調査することはできないが、
いくつかの事実がある」
としている。
そこでは、
「2015年に約500万人の中国人観光客が日本を訪れているが、彼らが日本で嫌中感情を感じたという話は出てきていないこと」
「現在、日本では60万人の中国人が生活しているが、日本社会の嫌中感情が原因で起きる事件を聞いたことがないこと」
「反中デモの参加者は典型的な嫌中、嫌韓であるが、彼らのような右翼団体は日本社会の中で主流派ではないこと」
などを挙げている。
記事は最後に、
「日本の政治の中で、民意は一部の勢力の道具に利用される」
と調査の正確性に疑問を呈しつつ、
「日本社会には明らかな嫌中感情はないと思われる。
一部に中国に対するマイナスの感情はあるものの、これは日常的な人間関係とは別次元のものだ。
もちろん、心の中が嫌中かどうかについてはいろいろな見方はあるだろうし、わかり得ないことも、変化することもあるだろう。
だが、ニュースを読み解く際には、物事の全体を見た上で、その裏にある可能性を考えなければならない」
とまとめている。
』
『
済龍 China Press 3月15日(火)17時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160315-00010009-cnpress-cn
上海:常住人口が減少に転じる
2016年3月15日、中国上海市が2015年の経済・社会統計データを発表した。
報告によると2015年、上海市の常住人口は10万4100人減少し、2415万2700人となった。
内訳は、上海戸籍を所有する人口が、1433万6200人。
外来常住人口が981万6500人。
また2015年における、上海常住人口の総出産数は18万1900人。
死亡者数は12万2800二位となっている。
』
『
サーチナニュース 2016-04-02 22:19
http://news.searchina.net/id/1606408?page=1
日本人はわが国を恐れている!
だから嫌中感情が高まっている!=中国
日中関係に改善の兆しが見えないなか、中国人旅行客が数多く訪日するなど民間では活発な交流が続いている。
だが、内閣府が行った調査で、日本人の実に83.2%が中国に親しみを感じないと回答するなど、日本人の対中感情にも改善の兆しは見えていない。
一方、中国では日本人の対中感情がこれだけ悪化した背後には「日本人が中国を恐れているためだ」とする論調もあるようだ。
中国メディアの頭条軍事はこのほど、
「日本がおかしくなった背後には中国への恐れが隠されている」
と主張する記事を掲載した
記事は、日本で嫌中感情が高まっているのは、「国力を高め続ける中国に恐れを感じているため」だと主張。
日中間には歴史をめぐる矛盾や経済面における競争は存在するが、それより
「中国が台頭して東アジアのリーダーとして新秩序を作ることで、日本が敗者になること」
を恐れていると論じた。
日本がそこまで敗者になるのを恐れるのは、アジアの東端に位置する比較的大きい島国である日本が、「征服されにくい地理的要素」であったため中国に頼らず存続できたこと、そして地理的要素のわりに実力を有した「スーパー大国」としてのメンツが関係していると主張した。
記事は、日本には「嫌中感情」が存在すると断定したうえで、
嫌中感情の理由を「中国のぼっ興に対する日本の嫉妬や焦り」に起因する
と主張しているが、
これは的外れな理論と言える。
中国が単純に経済成長するだけなら日本人も何ら違和感を抱かないであろうが、東シナ海や南シナ海における中国の振る舞いや尊大な態度、さらには食の安全をめぐる対応など、こうした要素が積み上がってきたうえに、政治的にも日中関係が改善する兆しすら見えないことなどが要因と言えよう。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2016年4月3日(日) 15時30分
http://www.recordchina.co.jp/a132471.html
日本は中国が恐くてたまらない?
中国ネットは完全否定
=「妄想もここまでくると恥も外聞もない」
「中国には日本人が恐れるような何かがあるか?」
2016年4月1日、中国のポータルサイト今日頭条が、日本は中国のことを非常に恐れていると主張する記事を掲載した。
記事では、日本は中国に対する恐れが消えたことはないと主張。
その理由として、
急速に拡大している軍事力、
中国軍が常に対日強硬であること、
平和憲法に基づき活動する自衛隊には攻撃性の武器がないこと、
安全を過度に米国に依存しており米国が撤退した場合を考えていること
の4つを挙げた。
そのうえで、中国の国防は自衛を政策としており、平和発展の道を歩んでいるので他国の脅威にはなりえないと主張した。
これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「日本は中国のことを恐れてはいないよ。
恐れていれば尖閣諸島問題なんて起きていない」
「ここ数年に起きたことを見れば日本人は中国を全く恐れていないことが分かる。
尖閣諸島、南シナ海などなど」
「作者は薬を飲んだ方がいいな。
日本はいつ中国を恐れたというのだ?」
「日本人が最も恐れているのは中国人がほらを吹くこと」
「誰が誰を恐れているかは知らないが、日中開戦になっても俺たち庶民は恐くない。
でも金持ちと汚職役人は恐れているだろう」
「妄想もここまでくると恥も外聞もないな」
「日本人が中国を恐れているなんて言うのはやめようよ。
日本人はこれまでずっと中国をばかにしてきた。
そもそも中国には日本人が恐れるような何かがあるか?」
』
『
JB Press 2016.5.30(月) 柯 隆
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46938
日本人の対中感情を悪化させた犯人は誰なのか
政治的に作られ、映像で植え付けられるイメージ
内閣府が実施した「外交に関する世論調査」によれば、中国に親しみを感じない日本人が8割に達するという。
同調査が始まって以来、最悪の結果である。
日本では中国人の反日感情が懸念されているが、この調査では日本人の反中感情が浮き彫りになっている。
一方で、日本を訪れる中国人の観光客は増え続けている。
日本を旅行して日本に好感を持つ中国人は間違いなく増えている。
それに対して、なぜ日本人の対中感情は悪化し続けているのだろうか。
これについては専門家の間でも見方が分かれている。
例えば、中国で行われている反日教育が原因の1つだという指摘がある。
確かに胡錦濤時代に繰り返し起きた反日デモは日本人の中国イメージを悪化させたに違いない。
しかし、習近平政権になってから反日デモは起きていない。
また、中国人観光客のマナーの悪さを問題視する専門家もいる。
2年前まで中国人観光客のマナーの悪さは際だっていた。
だがここ2年来、中国人観光客のマナーは大幅に改善されている。
中国国家旅遊局がすべての旅行会社に対して、海外に行く観光客のマナー教育を義務付けたことが大きい。
もしも観光客が重大なマナー違反を犯すと、担当の旅行社とガイドはペナルティを受け、場合によってはライセンスが取り消される可能性もある。
つまり、日本人の対中イメージが悪化した理由を、特定の要因に結びつけることはできない。
■テレビの報道がイメージを操作する
ここで、東日本大震災直後のアメリカでの忘れられない出来事を紹介したい。
震災から5日後の2011年3月16日、私はワシントンに出張した。
ホテルにチェックインすると、ホテルのスタッフは私が日本から来たことを知り、「彼は日本から来た!」と大騒ぎした。
あっと言う間に数十人に囲まれ、みんなが口々に「お気の毒に」と言う。
彼らは私を被災者と思ったらしい。
私はあわてて「私も私の家族も大丈夫ですよ」と教えてあげた。
あとになって分かったことだが、当時、アメリカのほぼすべてのニュース専門チャンネルが24時間体制で東日本大震災を報道していた。
特に、津波によって港の車が流される映像が繰り返し流された。
あの映像はアメリカ人に大きな衝撃を与えた。
多くのアメリカ人が、日本全土が廃墟と化したと勘違いしていた。
インターネットがこれだけ普及しても、テレビの影響力は依然として大きい。
テレビはいまなお大衆の価値観をつくっている。それは否定しようのない事実である。
中国で反日デモが起きたとき、日本では毎日テレビで同じ映像が流された。
それによって日本人の中国イメージは極端に悪化してしまったはずだ。
中国の大気汚染が深刻化しているというニュースでも、スモッグで視界が悪くなった北京の映像が繰り返し流される。
それを見た人は、中国全土の大気が汚染されていると思うかもしれない。
テレビの映像は、現象の一部分だけを拡大して伝える。
同じ映像が繰り返して流れれば、人々の脳裏にそのイメージが焼き付けられる。
中国を頻繁に訪れている人、中国のことをよく知っている人ならば、映像を見ても客観的な判断ができるだろう。
だが、中国のことをまったく知らない人がテレビ映像を見たら、それが中国そのものということになってしまう。
私が銀行系のシンクタンクに勤めていたとき、残業を終えて乗った帰りの電車の車両連結のところで、1人の年配のサラリーマンの男性が小便をしていた。おそらく酒を飲みすぎて我慢できなくなったのだろう。
もしも、この出来事を海外のメディアが「日本人は電車のなかで放尿する」と伝えた場合、日本ではみんなが同じことをすると思われてしまうかもしれない。
■日本人の対中イメージを最も悪化させた犯人は
ここで改めて考えなければならないのは、
「日本人にとって中国とは何か」ということ
である。
中国という国なのか、
中国人なのか、
あるいは中国政府なのか、
中国共産党なのか。
その定義によって日本人が中国に抱くイメージは大きく変わってくるはずだ。
日中が国交回復した当時の中国人は、今に比べるとはるかに貧しかった。
マナーも今の方が格段にいいだろう(一部の中国人は豊かになってから少し横柄になっているかもしれないが)。
中国人一人ひとりと接すれば、以前よりも現在の中国人のほうが好印象を受けるはずである。
おそらく日本人の中国イメージを最も悪くした犯人は、
中国政府と共産党であろう。
江沢民国家主席は日本を公式訪問したとき、天皇陛下に謝罪を求めたと言われている。
日中戦争は中国が侵略された戦争であり、中国政府からすれば日本に謝罪を求めるのは当然と考える。
それに対して、多くの日本人は
「すでに謝罪したはずだ」
「一体いつまで謝罪を続ければいいのか」
と中国に腹を立てている。
こうしたなかで、東シナ海の領土領海の領有権をめぐり日中の対立が激しくなった。
政府担当者が対話して解決方法を模索すべきだったが、両国政府はマスコミを動員して世論をリードした。
日本のマスコミは、「中国による強引な現状変更」を大々的に報道した。
中国のマスコミも日本政府を徹底的に非難した。
この問題をさらに尖鋭化させたのは、野田政権の尖閣諸島国有化であった。
当時、反中色の強い石原慎太郎・東京都知事が尖閣諸島を購入しようとしていた。
東京都の所有地になって建物が造られたりすれば、問題は収拾がつかなくなる。
そこで野田政権は「やむを得ず」尖閣諸島を国有化した。
しかし、中国側は納得できない。
尖閣諸島問題は「棚上げ」されているのに日本政府が強引に国有化したから問題が大きくなった、というのが中国の理屈だ。
両国のマスコミは、こうした一連の対立をリアルタイムで大々的に報道した。
その結果、中国では民族主義が急速に台頭し、かなりの人が冷静さを失ってしまった。
同様に日本でも対中感情が急激に悪化した。
■政治とは距離を置くべき
以前にも本コラムで指摘したが、日中両政府が本気で日中関係を改善したいと考えるのなら、日中間の問題を政治利用しないことである。
両国政府は、歴史認識の問題や領土領海の問題について、解決に向けた冷静な対話を行おうとはせず、逆に政治利用してきた。
例えば日本の政治家、特に保守的な政治思想を持つ政治家はそれらの問題を誇張して不安を煽る。
同様に中国では、社会不安が増幅していることから、中国共産党が国民の怒りの矛先を日本に向けさせるために反日感情を煽っていると言われている。
冒頭で内閣府の世論調査の結果に触れたが、私は現在の日中関係が極端に悪いとは思っていない。
2015年には500万人の中国人が日本に来て観光を楽しんだ。
日本人は彼らを温かく迎え、排斥しようとはしない(サービス業に従事する人ならばなおさらだ)。
私も日本で28年生活しているが、中国出身であることが原因で日本人とトラブルになったことはほとんどない。
相互理解こそが両国関係を改善する第一歩である。
急いで関係を改善するのではなく、ゆっくり交流して互いに理解を深めれば、両国関係はこれ以上悪化しないはずだ。
繰り返しになるが、関係の改善は政治と適切な距離を置くことが重要である。
』
【2016 異態の国家:明日への展望】
済龍 China Press 3月15日(火)17時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160315-00010009-cnpress-cn
上海:常住人口が減少に転じる
2016年3月15日、中国上海市が2015年の経済・社会統計データを発表した。
報告によると2015年、上海市の常住人口は10万4100人減少し、2415万2700人となった。
内訳は、上海戸籍を所有する人口が、1433万6200人。
外来常住人口が981万6500人。
また2015年における、上海常住人口の総出産数は18万1900人。
死亡者数は12万2800二位となっている。
』
『
サーチナニュース 2016-04-02 22:19
http://news.searchina.net/id/1606408?page=1
日本人はわが国を恐れている!
だから嫌中感情が高まっている!=中国
日中関係に改善の兆しが見えないなか、中国人旅行客が数多く訪日するなど民間では活発な交流が続いている。
だが、内閣府が行った調査で、日本人の実に83.2%が中国に親しみを感じないと回答するなど、日本人の対中感情にも改善の兆しは見えていない。
一方、中国では日本人の対中感情がこれだけ悪化した背後には「日本人が中国を恐れているためだ」とする論調もあるようだ。
中国メディアの頭条軍事はこのほど、
「日本がおかしくなった背後には中国への恐れが隠されている」
と主張する記事を掲載した
記事は、日本で嫌中感情が高まっているのは、「国力を高め続ける中国に恐れを感じているため」だと主張。
日中間には歴史をめぐる矛盾や経済面における競争は存在するが、それより
「中国が台頭して東アジアのリーダーとして新秩序を作ることで、日本が敗者になること」
を恐れていると論じた。
日本がそこまで敗者になるのを恐れるのは、アジアの東端に位置する比較的大きい島国である日本が、「征服されにくい地理的要素」であったため中国に頼らず存続できたこと、そして地理的要素のわりに実力を有した「スーパー大国」としてのメンツが関係していると主張した。
記事は、日本には「嫌中感情」が存在すると断定したうえで、
嫌中感情の理由を「中国のぼっ興に対する日本の嫉妬や焦り」に起因する
と主張しているが、
これは的外れな理論と言える。
中国が単純に経済成長するだけなら日本人も何ら違和感を抱かないであろうが、東シナ海や南シナ海における中国の振る舞いや尊大な態度、さらには食の安全をめぐる対応など、こうした要素が積み上がってきたうえに、政治的にも日中関係が改善する兆しすら見えないことなどが要因と言えよう。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2016年4月3日(日) 15時30分
http://www.recordchina.co.jp/a132471.html
日本は中国が恐くてたまらない?
中国ネットは完全否定
=「妄想もここまでくると恥も外聞もない」
「中国には日本人が恐れるような何かがあるか?」
2016年4月1日、中国のポータルサイト今日頭条が、日本は中国のことを非常に恐れていると主張する記事を掲載した。
記事では、日本は中国に対する恐れが消えたことはないと主張。
その理由として、
急速に拡大している軍事力、
中国軍が常に対日強硬であること、
平和憲法に基づき活動する自衛隊には攻撃性の武器がないこと、
安全を過度に米国に依存しており米国が撤退した場合を考えていること
の4つを挙げた。
そのうえで、中国の国防は自衛を政策としており、平和発展の道を歩んでいるので他国の脅威にはなりえないと主張した。
これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「日本は中国のことを恐れてはいないよ。
恐れていれば尖閣諸島問題なんて起きていない」
「ここ数年に起きたことを見れば日本人は中国を全く恐れていないことが分かる。
尖閣諸島、南シナ海などなど」
「作者は薬を飲んだ方がいいな。
日本はいつ中国を恐れたというのだ?」
「日本人が最も恐れているのは中国人がほらを吹くこと」
「誰が誰を恐れているかは知らないが、日中開戦になっても俺たち庶民は恐くない。
でも金持ちと汚職役人は恐れているだろう」
「妄想もここまでくると恥も外聞もないな」
「日本人が中国を恐れているなんて言うのはやめようよ。
日本人はこれまでずっと中国をばかにしてきた。
そもそも中国には日本人が恐れるような何かがあるか?」
』
『
JB Press 2016.5.30(月) 柯 隆
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46938
日本人の対中感情を悪化させた犯人は誰なのか
政治的に作られ、映像で植え付けられるイメージ
内閣府が実施した「外交に関する世論調査」によれば、中国に親しみを感じない日本人が8割に達するという。
同調査が始まって以来、最悪の結果である。
日本では中国人の反日感情が懸念されているが、この調査では日本人の反中感情が浮き彫りになっている。
一方で、日本を訪れる中国人の観光客は増え続けている。
日本を旅行して日本に好感を持つ中国人は間違いなく増えている。
それに対して、なぜ日本人の対中感情は悪化し続けているのだろうか。
これについては専門家の間でも見方が分かれている。
例えば、中国で行われている反日教育が原因の1つだという指摘がある。
確かに胡錦濤時代に繰り返し起きた反日デモは日本人の中国イメージを悪化させたに違いない。
しかし、習近平政権になってから反日デモは起きていない。
また、中国人観光客のマナーの悪さを問題視する専門家もいる。
2年前まで中国人観光客のマナーの悪さは際だっていた。
だがここ2年来、中国人観光客のマナーは大幅に改善されている。
中国国家旅遊局がすべての旅行会社に対して、海外に行く観光客のマナー教育を義務付けたことが大きい。
もしも観光客が重大なマナー違反を犯すと、担当の旅行社とガイドはペナルティを受け、場合によってはライセンスが取り消される可能性もある。
つまり、日本人の対中イメージが悪化した理由を、特定の要因に結びつけることはできない。
■テレビの報道がイメージを操作する
ここで、東日本大震災直後のアメリカでの忘れられない出来事を紹介したい。
震災から5日後の2011年3月16日、私はワシントンに出張した。
ホテルにチェックインすると、ホテルのスタッフは私が日本から来たことを知り、「彼は日本から来た!」と大騒ぎした。
あっと言う間に数十人に囲まれ、みんなが口々に「お気の毒に」と言う。
彼らは私を被災者と思ったらしい。
私はあわてて「私も私の家族も大丈夫ですよ」と教えてあげた。
あとになって分かったことだが、当時、アメリカのほぼすべてのニュース専門チャンネルが24時間体制で東日本大震災を報道していた。
特に、津波によって港の車が流される映像が繰り返し流された。
あの映像はアメリカ人に大きな衝撃を与えた。
多くのアメリカ人が、日本全土が廃墟と化したと勘違いしていた。
インターネットがこれだけ普及しても、テレビの影響力は依然として大きい。
テレビはいまなお大衆の価値観をつくっている。それは否定しようのない事実である。
中国で反日デモが起きたとき、日本では毎日テレビで同じ映像が流された。
それによって日本人の中国イメージは極端に悪化してしまったはずだ。
中国の大気汚染が深刻化しているというニュースでも、スモッグで視界が悪くなった北京の映像が繰り返し流される。
それを見た人は、中国全土の大気が汚染されていると思うかもしれない。
テレビの映像は、現象の一部分だけを拡大して伝える。
同じ映像が繰り返して流れれば、人々の脳裏にそのイメージが焼き付けられる。
中国を頻繁に訪れている人、中国のことをよく知っている人ならば、映像を見ても客観的な判断ができるだろう。
だが、中国のことをまったく知らない人がテレビ映像を見たら、それが中国そのものということになってしまう。
私が銀行系のシンクタンクに勤めていたとき、残業を終えて乗った帰りの電車の車両連結のところで、1人の年配のサラリーマンの男性が小便をしていた。おそらく酒を飲みすぎて我慢できなくなったのだろう。
もしも、この出来事を海外のメディアが「日本人は電車のなかで放尿する」と伝えた場合、日本ではみんなが同じことをすると思われてしまうかもしれない。
■日本人の対中イメージを最も悪化させた犯人は
ここで改めて考えなければならないのは、
「日本人にとって中国とは何か」ということ
である。
中国という国なのか、
中国人なのか、
あるいは中国政府なのか、
中国共産党なのか。
その定義によって日本人が中国に抱くイメージは大きく変わってくるはずだ。
日中が国交回復した当時の中国人は、今に比べるとはるかに貧しかった。
マナーも今の方が格段にいいだろう(一部の中国人は豊かになってから少し横柄になっているかもしれないが)。
中国人一人ひとりと接すれば、以前よりも現在の中国人のほうが好印象を受けるはずである。
おそらく日本人の中国イメージを最も悪くした犯人は、
中国政府と共産党であろう。
江沢民国家主席は日本を公式訪問したとき、天皇陛下に謝罪を求めたと言われている。
日中戦争は中国が侵略された戦争であり、中国政府からすれば日本に謝罪を求めるのは当然と考える。
それに対して、多くの日本人は
「すでに謝罪したはずだ」
「一体いつまで謝罪を続ければいいのか」
と中国に腹を立てている。
こうしたなかで、東シナ海の領土領海の領有権をめぐり日中の対立が激しくなった。
政府担当者が対話して解決方法を模索すべきだったが、両国政府はマスコミを動員して世論をリードした。
日本のマスコミは、「中国による強引な現状変更」を大々的に報道した。
中国のマスコミも日本政府を徹底的に非難した。
この問題をさらに尖鋭化させたのは、野田政権の尖閣諸島国有化であった。
当時、反中色の強い石原慎太郎・東京都知事が尖閣諸島を購入しようとしていた。
東京都の所有地になって建物が造られたりすれば、問題は収拾がつかなくなる。
そこで野田政権は「やむを得ず」尖閣諸島を国有化した。
しかし、中国側は納得できない。
尖閣諸島問題は「棚上げ」されているのに日本政府が強引に国有化したから問題が大きくなった、というのが中国の理屈だ。
両国のマスコミは、こうした一連の対立をリアルタイムで大々的に報道した。
その結果、中国では民族主義が急速に台頭し、かなりの人が冷静さを失ってしまった。
同様に日本でも対中感情が急激に悪化した。
■政治とは距離を置くべき
以前にも本コラムで指摘したが、日中両政府が本気で日中関係を改善したいと考えるのなら、日中間の問題を政治利用しないことである。
両国政府は、歴史認識の問題や領土領海の問題について、解決に向けた冷静な対話を行おうとはせず、逆に政治利用してきた。
例えば日本の政治家、特に保守的な政治思想を持つ政治家はそれらの問題を誇張して不安を煽る。
同様に中国では、社会不安が増幅していることから、中国共産党が国民の怒りの矛先を日本に向けさせるために反日感情を煽っていると言われている。
冒頭で内閣府の世論調査の結果に触れたが、私は現在の日中関係が極端に悪いとは思っていない。
2015年には500万人の中国人が日本に来て観光を楽しんだ。
日本人は彼らを温かく迎え、排斥しようとはしない(サービス業に従事する人ならばなおさらだ)。
私も日本で28年生活しているが、中国出身であることが原因で日本人とトラブルになったことはほとんどない。
相互理解こそが両国関係を改善する第一歩である。
急いで関係を改善するのではなく、ゆっくり交流して互いに理解を深めれば、両国関係はこれ以上悪化しないはずだ。
繰り返しになるが、関係の改善は政治と適切な距離を置くことが重要である。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2016年4月13日(水) 3時30分
http://www.recordchina.co.jp/a128390.html
日本は大国か?それとも小国か?―中国メディア
8日、日本から交流イベントへの招待を受けた当初、私がまず感じたのは迷いだった。
2016年4月8日、日本から交流イベントへの招待を受けた当初、私がまず感じたのは迷いだった。
なぜなら以前にも何度か訪日経験があったのと、日本はここ数年、経済が停滞しており、社会に大きな動きもなく、ほとんど変化が見られないからだ。
また心の奥底で中国にとって日本の重要性が無くなってきていると感じていることもあった。
多くの中国人にとっても、感情的にもまた利益を追求する上でも、
日本はすでに大国とは言えなくなってきている。
これらの理由は間接的に私個人の「シンクタンク外交」の目的意識に影響を与えている。
人民網が伝えた。(文:王文[ワン・ウェン]中国人民大学重陽金融研究院執行院長)
出発の数日前まで、いつものように目的地の国に関して予習していたところ、おもしろい現象を発見した。
「日中関係世論調査」によれば、2007年以降、日本という国に対して悪いイメージを抱く中国人の割合は4割から9割近くまで増加している。
にもかかわらず、奇妙なのは同時に日本に旅行する中国人が飛躍的に増加し、日本は現在中国の海外旅行ブームの主な目的地となっている点だ。
中国国内の多くのネット世論では、日本に旅行に出かける中国人観光客に対し
「根性が無い」、
「あさましい」
といった批判が投げかけられており、
経済学専門家は中国国内の供給があまりにも劣っているので、
中国人が日本にまで買い物に行くのだ
と批判している。
そして社会学者は様々な角度から日本の風物の美しさを描写している。
しかしながら、中国人観光客がどうして兎にも角にも日本へと足を運ぶのか、また、かの国での中国人の平均消費額がなぜ国別で最高に達しているのかという根本的な原因について、人々が納得できるように分析した理論や分析報告はまだ無い。
雑誌「三聯生活週刊」ではこのほど「日本風物記」と題した特集を組んで、数十ページにわたって紹介している。
★.中国は大山大水(大きく広大な山と水)、大開大合(放縦さ)、大団圓(ハッピーエンド)といったように、大を以って美とする風習がある。
★.一方で日本は小山、小花、小顔、小雀に「小確幸」といったように、小を以って美とする風習がある。
後者は細やかさを美しさとしていることから、これが「大国の国民」である中国人が次々と日本旅行に訪れる主な心理的な原因なのかもしれない。
東野圭吾ファンのある友人は
「これらの『小ささ』が時に中国人を愛おしくてたまらない気持にさせる。
自分は日本にたまらなくひきつけられている」
と語る。
彼女は日本人作家のそうした骨の髄まで細やかな文章を読むと、本当に「小確幸」を感じることができるのだという。
ここ2年ほど流行し始めたこの「小確幸」という言葉が最初に使われたのは作家の村上春樹のエッセイで、「小さくても確かな幸」という意味だという。
このような角度で見てみることで、次第に自分自身に別の新しい角度から日本を観察しなければならないという考えが生じた。
中国の著名な日本語翻訳家である唐月梅(タン・ユエメイ)教授はかつて
「日本人の生息する世界は非常に小さく狭く、
大陸国家のような広大な厳しい自然景観は見られず、
小さな風景にしか触れることができない。
そして穏やかな自然環境の中で、日本人の繊細な感覚や繊細な感情が育まれている」
と評している。
しかし日本の明治時代の教育家である内村鑑三は
「(日本の)人々はかたつむりのような大きさの国土にひしめき合い、些細な事柄にとらわれている」
とみている。
5年前の3月11日に起きた東北大地震の大津波を経験したある日本の友人は、当時心から絶望感に襲われ、島国は危険すぎるので、中国へ渡り生活しようかと考えたという。
これに関し、およそ100年ほど前の日本の近代文学史上において「国民的大作家」と称されている夏目漱石は
「自由と独立と己とに充ちた現代に生まれた我々(日本人)は、
その犠牲としてみんなこの淋しみを味わわなくてはならないでしょう」
と自らを憐れんでいる。
シンクタンクの学者として、私は日本人のこれらの文学面での苦痛を過度に賛美したいのではなく、むしろこれによって中国人に注意を喚起したい。
中国の過去5年間の国内総生産(GDP)は目覚ましいスピードで日本を追い越し、その約2倍以上に達したばかりか、勢いはとどまらず、3倍、4倍さらにはもっと成長を見せようとしている。
この情勢下で、我々は日本の「小国」ゆえのある種の優位点や長所を見つけるべきであったにも関わらず、それを不注意にも見過ごしてきた。
中国人は日本人に対して敬意を払う寛大さを持つべきだ。
歴史を正視しようとしない日本への憎悪感が依然存在するからといって、「ライバル」の優位性を発見する目を決して曇らせてはならない。
技術イノベーションや社会文明以外にも日本には少なくとも2点優れた点が存在し、中国はその点を重視して研究すべきだと考える。
★.第一に、「一党優位」の日本政治体制の秘密について、
中国人はまだ正確に把握できていない。
第2次世界大戦後、日本の自民党は単独政権と連立政権を合わせるとすでに半世紀以上もの間、政権を握り続けてきた。
これは現代の世界各国の政治史を見ても、それなりに注目に値する歴史と言える。
このような長期間にわたる政権地位の保持の背後には、非難されるべき政・官・財の鉄のトライアングル、あるいは金権政治や派閥争いなどが数多く存在することだろう。
しかし、このような特殊な体制において、日本は一度は国際的な資源を集め、強力な国政運営能力を得たという事実を中国人は認めない訳にはいかない。
どのような力が日本人の柔軟さと精巧さを形作らせたのか、また日本はいかにして資本主義国家の後進国としてスピーディな発展を遂げ、第2次世界大戦においては民族の第2次復興を実現させることができたのか?
これは非常にスケールの大きい政治理論問題だ。
★.第二に、「保守服従」が日本の一般大衆の心理を形作っている点も、
中国社会から言えば一種の困惑を感じ得ない。
日本の一般大衆は普遍的に秩序に従う意識と大衆心理に従う傾向がみられる。
一般的に日本人は権威を尊重し、特にその大衆心理は比較的平均的な社会構造を作り出している。
1970年代には日本で中流階級に属すると考える家庭が90%に達しており、これは「一億総中流」と言われたゆえんだ。
当然ながら20年後の現在はその割合は40%となり、書籍「下流社会」という日本のベストセラーの中でその衰退ぶりが紹介されている。
しかし、民権化されたかつての日本の経済政策と社会の発展は依然として避けて通ることのできない議題の一つである。
(提供/人民網日本語版・翻訳/TG・編集/武藤)
』
『
サーチナニュース 2016-04-13 10:25
http://news.searchina.net/id/1607218?page=1
小さい「命」で世界的な大国となった日本
中国はやはり敬意を払うべきだ=中国メディア
中国メディア・騰訊網は12日、中国国内で日本に対する批判的な見方や
「われわれはすでに日本を超越した」
という声が出ていることに対して警鐘を鳴らす記事を掲載した。
その中で、国土がとても小さい日本がこれほどの大国になったことに対し、「中国人は敬意を払うべきである」と論じている。
記事は、最近まで世界第2の経済大国だった日本が、実は国土面積では世界62番目という中小国レベルの「命」しか持っていないと紹介。
小さな「命」ながらも依然として世界の経済や技術をリードする力を保ち続け、さらには「アジアのリーダー」とまで言われることするある状況について
「中国人はなおのこと、日本人の寛大さに対して敬意を払うべきだ」
と論じた。そして、この「敬意」は歴史問題における憎悪や「二重人格的外交」への批判と両立が可能であるともしている。
そして、東京や大阪、京都といった日本の多くの街が、香港のようにゴミゴミした感じになっていない点を「不思議なこと」とし、その理由が地下空間の活用をはじめとする、限られたスペースを合理的に用いた都市空間づくりにあるとした。
また、「地下鉄の改札からいったん地上に出て、都市鉄道を跨がないといけないという拙い設計」として北京市の都市開発を比較に持ち出した。
記事はさらに、
「大」を美しいとする中国に対して、日本は「小」を美としており、
そこには「小さな幸せ」に対する美意識も持っているとする、中国国内メディアの記述を紹介。
その究極的な精緻さや「小さな幸せ」が、多くの中国人に愛おしさを感じさせてすらいるのだと説明した。
単純に国土の大きさや資源の多さを考えれば、中国の経済規模が日本を抜き去るのは当然と言え、むしろ「今ごろまで時間がかかった」という見方さえできるかもしれない。一方で、日本が中国に抜かれるまで世界第2の経済大国の座に就いていたことは、「ただ国が大きければいい」という訳ではないことの証左と言える。小さくて狭いからこそ生まれる工夫やアイデアがあり、実現できる技術革新があるのだ。
力で真っ向勝負すれば、巨漢にはかなわない。しかし、それゆえ
小兵は「どうやったら勝てるか」という策を考える必要に迫られ、
必死になって「勝つ方法」を研究、開発するのである。
「体格相応」の体力をつけて自信を漲らせ始めた「巨漢」中国に対して、
「小兵」の日本がどう組み合っていくのか。
日本も改めて作戦を練り直す必要に迫られている。
』
『
サーチナニュース 2016-04-28 10:57
http://news.searchina.net/id/1608566?page=1
韓国人の人気渡航先は日本!
日韓関係の冷え込みなんて「関係なし?」
内閣府が3月12日付で発表した「外交に関する世論調査」によれば、韓国に対して「親しみを感じない」と回答した日本人の割合は64.7%に達した。
日韓関係に改善の兆しが見えず、現在は最悪の時期を迎えているとも言われている。
だが、韓国メディアの亜州経済の中国語電子版によれば、2016年1月から3月にかけて、旅行に出かけた韓国人にとってもっとも人気だったのは大阪だったという。
日韓関係の冷え込みなど、韓国人旅行客にとっては関係のないことのようだ。
記事は、オンライン予約に関するサービスを提供するエクスペディアによる調査の結果として、
「韓国人にとってもっとも人気だった渡航先は大阪だった」
と紹介。
韓国人の調査対象者の17.5%が大阪への旅行客で、前年比37.5%の増加だったと伝えた。
2位は韓国の済州島、
3位はソウルで、
4位は沖縄、
5位は東京
だった。
調査結果から分かるように、韓国国内も含めた渡航先で大坂が最多となり、
トップ5に日本が3つもランクイン
している点は非常に興味深い。
なぜ韓国人にとって大阪が魅力的な渡航先となったのだろうか。
大阪は特に「食文化」に力を入れる地域であるうえ、京都や奈良といった歴史ある地域も存在する。
大阪を中心に、さまざまな日本の魅力を満喫できるお得な地域だからかもしれない。
近年は韓国を訪れる日本人の数は年々減少しているが、韓国から日本を訪れる旅行客は増加し続けている。
★.15年に韓国を訪れた日本人旅行者数は約189万人だったが、
日本を訪れた韓国人旅行客は約400万人
に達した。韓国の人口が約5000万人であることを考えれば、いかに多くの韓国人が日本を訪れているかがよく分かるだろう。
』
レコードチャイナ 配信日時:2016年4月13日(水) 3時30分
http://www.recordchina.co.jp/a128390.html
日本は大国か?それとも小国か?―中国メディア
8日、日本から交流イベントへの招待を受けた当初、私がまず感じたのは迷いだった。
2016年4月8日、日本から交流イベントへの招待を受けた当初、私がまず感じたのは迷いだった。
なぜなら以前にも何度か訪日経験があったのと、日本はここ数年、経済が停滞しており、社会に大きな動きもなく、ほとんど変化が見られないからだ。
また心の奥底で中国にとって日本の重要性が無くなってきていると感じていることもあった。
多くの中国人にとっても、感情的にもまた利益を追求する上でも、
日本はすでに大国とは言えなくなってきている。
これらの理由は間接的に私個人の「シンクタンク外交」の目的意識に影響を与えている。
人民網が伝えた。(文:王文[ワン・ウェン]中国人民大学重陽金融研究院執行院長)
出発の数日前まで、いつものように目的地の国に関して予習していたところ、おもしろい現象を発見した。
「日中関係世論調査」によれば、2007年以降、日本という国に対して悪いイメージを抱く中国人の割合は4割から9割近くまで増加している。
にもかかわらず、奇妙なのは同時に日本に旅行する中国人が飛躍的に増加し、日本は現在中国の海外旅行ブームの主な目的地となっている点だ。
中国国内の多くのネット世論では、日本に旅行に出かける中国人観光客に対し
「根性が無い」、
「あさましい」
といった批判が投げかけられており、
経済学専門家は中国国内の供給があまりにも劣っているので、
中国人が日本にまで買い物に行くのだ
と批判している。
そして社会学者は様々な角度から日本の風物の美しさを描写している。
しかしながら、中国人観光客がどうして兎にも角にも日本へと足を運ぶのか、また、かの国での中国人の平均消費額がなぜ国別で最高に達しているのかという根本的な原因について、人々が納得できるように分析した理論や分析報告はまだ無い。
雑誌「三聯生活週刊」ではこのほど「日本風物記」と題した特集を組んで、数十ページにわたって紹介している。
★.中国は大山大水(大きく広大な山と水)、大開大合(放縦さ)、大団圓(ハッピーエンド)といったように、大を以って美とする風習がある。
★.一方で日本は小山、小花、小顔、小雀に「小確幸」といったように、小を以って美とする風習がある。
後者は細やかさを美しさとしていることから、これが「大国の国民」である中国人が次々と日本旅行に訪れる主な心理的な原因なのかもしれない。
東野圭吾ファンのある友人は
「これらの『小ささ』が時に中国人を愛おしくてたまらない気持にさせる。
自分は日本にたまらなくひきつけられている」
と語る。
彼女は日本人作家のそうした骨の髄まで細やかな文章を読むと、本当に「小確幸」を感じることができるのだという。
ここ2年ほど流行し始めたこの「小確幸」という言葉が最初に使われたのは作家の村上春樹のエッセイで、「小さくても確かな幸」という意味だという。
このような角度で見てみることで、次第に自分自身に別の新しい角度から日本を観察しなければならないという考えが生じた。
中国の著名な日本語翻訳家である唐月梅(タン・ユエメイ)教授はかつて
「日本人の生息する世界は非常に小さく狭く、
大陸国家のような広大な厳しい自然景観は見られず、
小さな風景にしか触れることができない。
そして穏やかな自然環境の中で、日本人の繊細な感覚や繊細な感情が育まれている」
と評している。
しかし日本の明治時代の教育家である内村鑑三は
「(日本の)人々はかたつむりのような大きさの国土にひしめき合い、些細な事柄にとらわれている」
とみている。
5年前の3月11日に起きた東北大地震の大津波を経験したある日本の友人は、当時心から絶望感に襲われ、島国は危険すぎるので、中国へ渡り生活しようかと考えたという。
これに関し、およそ100年ほど前の日本の近代文学史上において「国民的大作家」と称されている夏目漱石は
「自由と独立と己とに充ちた現代に生まれた我々(日本人)は、
その犠牲としてみんなこの淋しみを味わわなくてはならないでしょう」
と自らを憐れんでいる。
シンクタンクの学者として、私は日本人のこれらの文学面での苦痛を過度に賛美したいのではなく、むしろこれによって中国人に注意を喚起したい。
中国の過去5年間の国内総生産(GDP)は目覚ましいスピードで日本を追い越し、その約2倍以上に達したばかりか、勢いはとどまらず、3倍、4倍さらにはもっと成長を見せようとしている。
この情勢下で、我々は日本の「小国」ゆえのある種の優位点や長所を見つけるべきであったにも関わらず、それを不注意にも見過ごしてきた。
中国人は日本人に対して敬意を払う寛大さを持つべきだ。
歴史を正視しようとしない日本への憎悪感が依然存在するからといって、「ライバル」の優位性を発見する目を決して曇らせてはならない。
技術イノベーションや社会文明以外にも日本には少なくとも2点優れた点が存在し、中国はその点を重視して研究すべきだと考える。
★.第一に、「一党優位」の日本政治体制の秘密について、
中国人はまだ正確に把握できていない。
第2次世界大戦後、日本の自民党は単独政権と連立政権を合わせるとすでに半世紀以上もの間、政権を握り続けてきた。
これは現代の世界各国の政治史を見ても、それなりに注目に値する歴史と言える。
このような長期間にわたる政権地位の保持の背後には、非難されるべき政・官・財の鉄のトライアングル、あるいは金権政治や派閥争いなどが数多く存在することだろう。
しかし、このような特殊な体制において、日本は一度は国際的な資源を集め、強力な国政運営能力を得たという事実を中国人は認めない訳にはいかない。
どのような力が日本人の柔軟さと精巧さを形作らせたのか、また日本はいかにして資本主義国家の後進国としてスピーディな発展を遂げ、第2次世界大戦においては民族の第2次復興を実現させることができたのか?
これは非常にスケールの大きい政治理論問題だ。
★.第二に、「保守服従」が日本の一般大衆の心理を形作っている点も、
中国社会から言えば一種の困惑を感じ得ない。
日本の一般大衆は普遍的に秩序に従う意識と大衆心理に従う傾向がみられる。
一般的に日本人は権威を尊重し、特にその大衆心理は比較的平均的な社会構造を作り出している。
1970年代には日本で中流階級に属すると考える家庭が90%に達しており、これは「一億総中流」と言われたゆえんだ。
当然ながら20年後の現在はその割合は40%となり、書籍「下流社会」という日本のベストセラーの中でその衰退ぶりが紹介されている。
しかし、民権化されたかつての日本の経済政策と社会の発展は依然として避けて通ることのできない議題の一つである。
(提供/人民網日本語版・翻訳/TG・編集/武藤)
』
『
サーチナニュース 2016-04-13 10:25
http://news.searchina.net/id/1607218?page=1
小さい「命」で世界的な大国となった日本
中国はやはり敬意を払うべきだ=中国メディア
中国メディア・騰訊網は12日、中国国内で日本に対する批判的な見方や
「われわれはすでに日本を超越した」
という声が出ていることに対して警鐘を鳴らす記事を掲載した。
その中で、国土がとても小さい日本がこれほどの大国になったことに対し、「中国人は敬意を払うべきである」と論じている。
記事は、最近まで世界第2の経済大国だった日本が、実は国土面積では世界62番目という中小国レベルの「命」しか持っていないと紹介。
小さな「命」ながらも依然として世界の経済や技術をリードする力を保ち続け、さらには「アジアのリーダー」とまで言われることするある状況について
「中国人はなおのこと、日本人の寛大さに対して敬意を払うべきだ」
と論じた。そして、この「敬意」は歴史問題における憎悪や「二重人格的外交」への批判と両立が可能であるともしている。
そして、東京や大阪、京都といった日本の多くの街が、香港のようにゴミゴミした感じになっていない点を「不思議なこと」とし、その理由が地下空間の活用をはじめとする、限られたスペースを合理的に用いた都市空間づくりにあるとした。
また、「地下鉄の改札からいったん地上に出て、都市鉄道を跨がないといけないという拙い設計」として北京市の都市開発を比較に持ち出した。
記事はさらに、
「大」を美しいとする中国に対して、日本は「小」を美としており、
そこには「小さな幸せ」に対する美意識も持っているとする、中国国内メディアの記述を紹介。
その究極的な精緻さや「小さな幸せ」が、多くの中国人に愛おしさを感じさせてすらいるのだと説明した。
単純に国土の大きさや資源の多さを考えれば、中国の経済規模が日本を抜き去るのは当然と言え、むしろ「今ごろまで時間がかかった」という見方さえできるかもしれない。一方で、日本が中国に抜かれるまで世界第2の経済大国の座に就いていたことは、「ただ国が大きければいい」という訳ではないことの証左と言える。小さくて狭いからこそ生まれる工夫やアイデアがあり、実現できる技術革新があるのだ。
力で真っ向勝負すれば、巨漢にはかなわない。しかし、それゆえ
小兵は「どうやったら勝てるか」という策を考える必要に迫られ、
必死になって「勝つ方法」を研究、開発するのである。
「体格相応」の体力をつけて自信を漲らせ始めた「巨漢」中国に対して、
「小兵」の日本がどう組み合っていくのか。
日本も改めて作戦を練り直す必要に迫られている。
』
サーチナニュース 2016-04-28 10:57
http://news.searchina.net/id/1608566?page=1
韓国人の人気渡航先は日本!
日韓関係の冷え込みなんて「関係なし?」
内閣府が3月12日付で発表した「外交に関する世論調査」によれば、韓国に対して「親しみを感じない」と回答した日本人の割合は64.7%に達した。
日韓関係に改善の兆しが見えず、現在は最悪の時期を迎えているとも言われている。
だが、韓国メディアの亜州経済の中国語電子版によれば、2016年1月から3月にかけて、旅行に出かけた韓国人にとってもっとも人気だったのは大阪だったという。
日韓関係の冷え込みなど、韓国人旅行客にとっては関係のないことのようだ。
記事は、オンライン予約に関するサービスを提供するエクスペディアによる調査の結果として、
「韓国人にとってもっとも人気だった渡航先は大阪だった」
と紹介。
韓国人の調査対象者の17.5%が大阪への旅行客で、前年比37.5%の増加だったと伝えた。
2位は韓国の済州島、
3位はソウルで、
4位は沖縄、
5位は東京
だった。
調査結果から分かるように、韓国国内も含めた渡航先で大坂が最多となり、
トップ5に日本が3つもランクイン
している点は非常に興味深い。
なぜ韓国人にとって大阪が魅力的な渡航先となったのだろうか。
大阪は特に「食文化」に力を入れる地域であるうえ、京都や奈良といった歴史ある地域も存在する。
大阪を中心に、さまざまな日本の魅力を満喫できるお得な地域だからかもしれない。
近年は韓国を訪れる日本人の数は年々減少しているが、韓国から日本を訪れる旅行客は増加し続けている。
★.15年に韓国を訪れた日本人旅行者数は約189万人だったが、
日本を訪れた韓国人旅行客は約400万人
に達した。韓国の人口が約5000万人であることを考えれば、いかに多くの韓国人が日本を訪れているかがよく分かるだろう。
』
【2016 異態の国家:明日への展望】
_