2016年3月7日月曜日

宇宙新戦争(1):新型ロケット打ち上げブーム 中国、インド、アメリカ、日本が次世代機で宇宙へ

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●ブルーオリジンの宇宙旅行、2018年に実現へ! 


日経トレンディネット 3月7日(月)13時3分配信
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/1062892/022900004/

今年は新型ロケットの当たり年! 
 中国にインド、アメリカ、日本が次世代機を打ち上げへ

この春から来年の春にかけて、世界中で新型のロケットが次々に打ち上げられることになっている。
しかも、向こう1年ほどの間に大型ロケットが3機種が一気にデビューするという楽しみな状況だ。
自動車とは違って、ロケットは一度開発すると10年以上、場合によっては50年以上も使い続ける。
これだけの数、新しいロケットが同時に登場するのは本当に珍しいのだ。

しかも今年は、新しいロケット打ち上げ基地からの初打ち上げもある。
これからの12カ月は、まさに“ロケットの当たり年”ということになるだろう。

■2つの新射場からの打ち上げが始まる

まずロケットを発射する場所、「射場」から見ていこう。
この3月以降、2つの大型基地からの打ち上げがはじまる。
1).ひとつはロシア極東のボストチヌイ宇宙基地、
2).もうひとつは中国・海南島の文昌衛星発射センター
だ。

ロシアも中国も、それぞれ以前から複数のロケット発射基地を運用している。
それがここにきて新たな施設の運用を開始するのは、これまでの設備からの打ち上げが難しくなっているからだ。

1].ロシアは、
 有名なバイコヌール宇宙基地と、モスクワ北方のプレセツク宇宙基地と2ヵ所のロケット発射設備を運用している。
しかし、バイコヌールはカザフスタンにあり、ロシアはカザフスタンから土地を借りて打ち上げを行っている。
バイコヌールからの打ち上げでは、ブースターや第1段ロケットなどはカザフスタンの陸上に落下する。
このためカザフスタンはバイコヌール宇宙基地の存在をあまり快く思っていない。
またロシアとしても安定した打ち上げの継続のためには自国領内から打ち上げたい。
ではプレセツクはというと、ここは地球を南北に回る極軌道への打ち上げには向いているが、東方向への打ち上げには向いていない。

このような理由から、ロシアは東側に太平洋があって、ブースターや第1段が海上に落下する極東地域に新たなロケット発射基地であるボストチヌイ宇宙基地の建設を進めてきた。
工事担当者の汚職やら建設労働者への賃金未払いやらで、かなり建設は難航したが、この4月に「ソユーズ2」ロケットを打ち上げ、運用を開始する予定となっている。

ボストチヌイから東方向への打ち上げでは、ロケットはサハリン上空から北海道の道東沖合いを通過する模様。
となると、夜間の打ち上げでは、星空の中をロケットが噴射炎を光らせながら通過していくのを道北から道東で見ることができそうだ。


●ボストチヌイの位置。極東ロシアの中ロ国境近くである(Image Roscosmos)


●建設が進む射点設備。中央に見えるのはロケット発射時の噴煙を横方向に逃がす煙道(Image Roscosmos)

1].一方、中国は現在、
酒泉発射センター(甘粛省)、西昌衛星発射センター(四川省)、太原衛星発射センター(山西省)と内陸部に3つのロケット打ち上げ施設を運用している。
内陸部に作ったのは、ロケット技術はミサイルと直結するので、機密を守るためだった。
これら3施設からの打ち上げでも、ブースターや第1段、衛星フェアリングなどは地上に落下する。
近年、中国の打ち上げ回数が増え、また経済成長と共に土地の開発・利用が進んだために、こうした落下物が人の住んでいる場所のすぐそばに落ちる事例が頻発している。
そこで、南シナ海に面した海南島に新たな施設として文昌衛星発射センターを建設中なのだ。

■一気にロケットの更新を行う中国

文昌衛星発射センターの整備は、新型ロケットの開発とも連動している。
現在中国は、「長征2」「同3」「同4」という3種類のロケットを運用している。
これらは1960年代の「東風」ミサイルに技術的ルーツを持つ。
長い運用の歴史を持ち安定性は抜群だが、設計が古くなっている。
そこで中国は、新世代の「長征5」「同6」「同7」を開発している。
一番小さな長征6は昨年9月20日に初打ち上げを成功させた(打ち上げは海南島からではなく、太原で行った)が、今年はいよいよ海南島から次世代の真打ちというべき長征5と長征7の初打ち上げを実施する予定だ。

新世代長征は、
1).基本的に地球低軌道と静止軌道打ち上げを兼ねる長征5、
2).小型で主に極軌道打ち上げを担う長征6、

3).有人打ち上げを主に担当する長征7
という役割分担だ。
直径5m、3.35m、2.25m2の3種類の機体構造を使い分け、共に新規開発の液体酸素・液体水素エンジンの「YF-77」、ケロシン・液体酸素エンジン「YF-100」と組み合わせることで、幅広い打ち上げ能力を実現する。

長征5は直径5mでYF-77エンジンを2基装備した第1段の周囲に、2種類のブースター「K2-1」(直径2.25m、YF-100を1基装備)、「K3-1」(直径3.35m、YF-100を2基装備」を最大4本装備する。
装備するブースターを「K2-1を4本」「K2-1とK3-1を各2本」というように変えることで、打ち上げ能力を柔軟に調整するという設計思想だ。
最大で地球低軌道に24トン
静止軌道一歩手前の静止トランスファー軌道に14トンの打ち上げ能力を持つ。
これは、現在世界の商業打ち上げ市場でトップシェアを持つ欧州アリアンスペース社の
「アリアン5」ロケット(低軌道21トン、静止トランスファー軌道10.5トン)を超える大型ロケットである。

長征6は直径3.35mの第1段にYF-100エンジンを1基装着。
長征7はK3-1を基本とした第1段の周囲に、K2-1ブースターを2ないし4本装着する。

3種類の直径の機体と2種類のロケットエンジンを組み合わせることで、幅広い打ち上げ能力の機体を組み上げていく。

すでに長征5と長征7は、文昌衛星発射センターの射点設備と組み合わせた地上試験を実施している。
初打ち上げは、長征7が2016年6月、長征5が9月の予定だ。

■鹿児島県の内之浦からは強化型イプシロンが初夏に上がる

日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)も今年、
 小型衛星打ち上げ用の「イプシロン」ロケットの2号機
を、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる。
「2号機なのに新ロケットなの?」と不思議に思う方もいるだろうが、イプシロンは段階的な開発を行っていて、2号機は、2013年9月に打ち上げた1号機と比べると第2段がまったく新しいものになっている。
これにより打ち上げ能力は1号機の、地球を南北に回る太陽同期極軌道に450kgだったものが、590kgに増える。

この2号機は「強化型イプシロン」と呼ばれている。
強化型イプシロンもイプシロンの完成形ではなく、今後ともさらに性能と利便生を向上させるべく開発を進めていく予定。
まだ詳細は検討中ということだが、2020年頃に最終型イプシロンを完成させるという案が公表されている。

イプシロン2号機の打ち上げ時期は未公表だが、開発の進捗状況や、地元肝付町への説明会における情報などから、おそらくは今年初夏、6月頃になるだろうと予想されている。
搭載される衛星は、地球の周囲に広がる磁気圏を探査する科学衛星「ERG」である。


●強化型イプシロン用の新型第2段「M-35」の燃焼試験の様子(2015年12月21日 Image JAXA)

■サターンV以来の巨大ロケット「ファルコン・ヘビー」も

非常にアグレッシブに技術開発を進めている米国の宇宙ベンチャー企業のスペースXは今年、巨大ロケット「ファルコン・ヘビー」の初打ち上げを予定している。
打ち上げはおそらく年内ぎりぎりか、開発の進捗状況によっては来年2017年の春までずれこむかもしれない。

ファルコン・ヘビーは、高度数百kmの地球低軌道への
 打ち上げ能力が53トンもある巨大ロケットだ。
静止トランスファー軌道へは21トンを打ち上げることができる
米国がアポロ計画で人を月に送り込むのに使用した
「サターンV」ロケットは、地球低軌道に118トンを打ち上げることができたので、ファルコン・ヘビーは、サターンVのほぼ半分の規模ということになる
50トン以上を打ち上げることができるロケットは、旧ソ連が1987年に初打ち上げを行った「エネルギヤ」ロケット(地球低軌道に88トンを打ち上げ可能)以来である。


●ファルコン・ヘビーの全体図。全長約70mもある(Image SpaceX)

ファルコン・ヘビーは、現在スペースXが運用している「ファルコン9」ロケットの第1段をブースターとして2基、第1段の横に装着する。
つまり第1段が3つ並んだ形になるわけだ。
ファルコン9の第1段には9基の「マーリン」エンジンが装着してあるので、ファルコン・ヘビーは合計27基のエンジンを噴射しつつ上昇していくことになる。

現在、スペースXは、ファルコン9第1段に着陸脚を装備して、
ロケットの逆噴射で着陸させて回収し、再度打ち上げに使用する試みを進めている。
昨年12月21日には、ついに射点近くの着陸場に第1段を戻して降ろすことに成功した。
公表されている、ファルコン・ヘビーの想像図では、第1段とブースターの両方に着陸脚が付いている。
初打ち上げで回収・着陸までやるかどうかは未公表だが、これまでのスペースXの技術開発の速度からすると、おそらく回収に挑むのではないだろうか。

■インドもH-IIAと同クラスのロケットで衛星打ち上げ

年末の12月にはもう1機、インドの新ロケットGSLV Mark IIIロケットの打ち上げもある。


●GSLV Mark III。直径は4mでH-IIAと同じ。(Image ISRO)

実は同ロケットの打ち上げは2回目。
「新ロケットの打ち上げじゃないじゃないか」と思うなかれ。
GSLV Mark IIIは第2段エンジンの開発が遅れたので、初号機は第2段にダミーを載せた状態で、2014年12月18日に打ち上げたのだ。
ブースターと第1段だけだから、地球を回る軌道には届かない弾道飛行だった。
このときインドは、有人宇宙船開発に向けた無人試験機「CARE」を搭載し、大気圏再突入実験を成功させている。

今回は第2段も装備した完全な形での打ち上げになる。
打ち上げ能力は、静止トランスファー軌道に4トン。
日本のH-IIAロケットとほぼ同じである。
第1段の両側に固体ロケットブースターを装着しているところもH-IIAと同じだが、第1段の推進剤はH-IIAが高性能だが取り扱いの難しい液体酸素・液体水素なのに対して、GSLV Mark IIIは、常温で液体の非対称ジメチルヒドラジンと四酸化二窒素という組み合わせを使っている。

12月の打ち上げでは、インド政府の静止通信衛星「GSAT-19E」を打ち上げる予定。
これが成功すれば、インドは本格的に国際的な商業打ち上げサービスへ、おそらくは低価格を武器に算入してくることになるだろう。

■まだまだ続く新型ロケットのデビュー

実はこの後も、2020年に向けて新ロケットのデビューは続く。
2018年になると、米航空宇宙局(NASA)の巨大ロケット「SLS」の初打ち上げがある。
アポロ計画以来の、月より遠くへの有人探査に使うためのロケットだ。
さらに2020年には、日本の「H3」と、欧州の「アリアン6」という新しい大型ロケット2機種がデビューする。

これらの他にも、2014年に最初の試験打ち上げを成功させた、
ロシアの「アンガラ」ロケットは2016年中に初の衛星打ち上げを行い、2017年から本格的な運用を開始することになっている。
さらには世界各国のベンチャーが開発している小型ロケットも今後数年で次々に初打ち上げを実施することになるだろう。
これからしばらくの間、世界は新型ロケットブームに沸くのである。

プロフィール

松浦 晋也(まつうら しんや)
ノンフィクション・ライター/科学技術ジャーナリスト。宇宙作家クラブ会員。 1962年東京都出身。日経BP社の記者として、1988年~1992年に宇宙開発の取材に従事。その他メカニカル・エンジニアリング、パソコン、通信・放送分野などの取材経験を経た後フリーランスに。宇宙開発、情報・通信、科学技術などの分野で執筆活動を続けている。
代表作は、日本初の火星探査機「のぞみ」の苦闘を追った「恐るべき旅路」(2005年朝日ソノラマ刊、現在は復刊ドットコム刊)。近著に「はやぶさ2の真実」(講談社現代新書:2014年11月刊)と「小惑星探査機『はやぶさ2』の挑戦」(日経BP社:2014年12月刊)。



読売新聞 3月8日(火)7時51分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160307-00050186-yom-int

中国、宇宙強国へ
…今後5年で打ち上げ110回

【北京=竹腰雅彦】
全人代代表で、中国有人宇宙プロジェクト総設計師(技術部門トップ)の張柏楠氏は6日夜、本紙の単独インタビューに応じ、2020年前後の中国独自の宇宙ステーション完成に向けた開発スケジュールを明らかにした。

経済減速の中でも、「宇宙強国」(習近平(シージンピン)国家主席)を目指した積極的な開発を続ける計画だ。

張氏によると、まず年内に宇宙ステーションや月探査機を運搬可能な「長征5号」、有人宇宙船の運搬などに使う中国初のデジタル化ロケット「長征7号」を打ち上げる。
更に宇宙実験室「天宮2号」、飛行士2人が乗る有人宇宙船「神舟11号」を相次ぎ打ち上げ、ドッキング実験も行う。

17年は宇宙長期滞在に向けた燃料、食料などの補給品を運ぶ宇宙貨物船「天舟1号」を打ち上げ、「天宮2号」への補給実験を実施。
宇宙ステーションの中核船体を18年に打ち上げ、20年前後に全体を完成する。
日米などが参加する国際宇宙ステーションの運用は24年までで、新たに建設される中国のステーションが存在感を増すのは確実だ。
月探査計画も並行して進め、17年には無人探査機「嫦娥(じょうが)5号」で月面サンプルを採取し、18年に世界初の月の裏側への探査機着陸を目指す。

中国は今回の全人代で採択する経済・社会政策の指針「第13次5か年計画」(16~20年)でも、「宇宙分野の革新的な新技術開発の加速」を掲げる。
長征ロケットでの衛星打ち上げ回数は、「(計画の)5年ごとに倍増」(張氏)しており、今後5年も110回の発射が見込まれるという。



朝日新聞デジタル 2016年3月8日19時47分
http://www.asahi.com/articles/ASJ385S4DJ38ULBJ012.html

H2Aロケット、23年度で引退へ 
次期主力H3に移行

文部科学省は8日、国産主力ロケットH2Aを2023年度の打ち上げを最後に引退させる計画を明らかにした。
国際宇宙ステーション(ISS)への輸送船を打ち上げるH2Bは19年度まで。
開発中の次期主力ロケットH3に順次移行させる。

01年に初号機が打ち上げられたH2Aは、先月の打ち上げで30号機に達した。
文科省が内閣府の宇宙政策委員会に示した移行計画によると、
23年度までにあと19機を打ち上げ、気象衛星や情報収集衛星などを軌道に投入する。
ただ、衛星開発の遅れや海外からの受注などで計画が変更される可能性があるという。

H3は、打ち上げ費用をH2Aの半分の約50億円程度にすることが目標。
地球観測衛星を載せた初号機を20年度に、
 技術試験衛星を載せた2号機を21年度に打ち上げる計画。
H3の運用が確立されることもH2A引退の条件としている。



時事通信 3月9日(水)17時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160309-00000118-jij-cn

中国版ハッブル望遠鏡も=独自の宇宙ステーション加速

【北京時事】新華社電によると、中国有人宇宙プロジェクトの周建平総設計師は9日までに、中国が2020年ごろまでの完成を目指す独自の宇宙ステーションの概要を明らかにした。
将来は中国版「ハッブル」といえる宇宙望遠鏡も打ち上げる。
日米などが参加する国際宇宙ステーションは現在、24年が運用期限とされ、中国は宇宙分野で世界の主導権を握る構えだ。
宇宙開発は、開会中の全国人民代表大会(全人代)に提案された第13次5カ年計画で、重大プロジェクトとして取り上げられている。
周氏によると、ステーションは当初、中心モジュールと二つの実験モジュールから構成。
それぞれ20トン程度で、全体はT字形となる。
貨物船などとのドッキング機構やロボットアームを装備し、必要に応じ拡張する計画だ。 


INDO WATCHER ビジネスプレミアム 3月11日(金)18時25分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160311-00010000-indowatch-asia

【インド】GPS用衛星打ち上げ、6号機も成功で残り1機に

インド宇宙研究機構(ISRO)は3月10日、インド版GPS(全地球測位システム)であるインド地域航法衛星システム(IRNSS)で使用する人工衛星の6号機「IRNSS-1F」の打ち上げに成功した。
IRNSSは7機の衛星で運用する計画で、残り1機は4月の打ち上げが予定されている。
PTI通信が同日付で報じている。

同日午後4時1分、アンドラ・プラデシュ州スリハリコタにあるサティシュ・ダワン宇宙センターからPSLV-C32(極軌道衛星打ち上げロケット)を打ち上げ、衛星を予定の軌道に送り込んだ。
インド版GPSのIRNSSが本格運用されれば、米国のGPSと同等のものになると期待されている。



sorae.jp 3月13日(日)20時9分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160313-00010004-sorae_jp-sctch

ブルーオリジンの宇宙旅行、2018年に実現へ! 
アマゾン設立者のジェフ・ベゾス氏が発言

  地球からロケットで飛び出し、美しい地球や漆黒の宇宙を眺める
…そんな夢のような宇宙旅行、もうすぐ実現しそうです。
アマゾン設立者かつ宇宙開発企業「ブルーオリジン」の代表を務めるジェフ・ベゾス氏は、ニューヨーク・タイムズに対して「2018年に宇宙旅行を実現させる」と語ったんです! 
アマゾンは商品を自宅に届けるだけでなく、人を宇宙空間に届ける会社にもなるんですね!

ブルーオリジンの宇宙旅行では、6人乗りの宇宙船を地上100kmまで打ち上げて乗客に「無重力状態」を体験させることができます。
また、乗客は宇宙から地球を眺められるという、これまで宇宙飛行士など一部の人しか味わえなかった体験ができるのです。
宇宙旅行、一生に一度はやってみたいですね~。
(動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=-YJhymiZjqc

ブルーオリジン社は今年1月には「ロケットを打ち上げて宇宙に到達させ、また地面に着陸させる」という一連のミッションを成功させています。
しかも、この打ち上げはすでに一度利用したロケット「ニュー・シェパード」を再利用して行なわれました。
同社がロケットの再利用の運用に対して、非常に現実的な位置につけていることがわかります。

民間による宇宙旅行はイーロン・マスク率いるスペースX社やヴァージン・ギャラクティック社も計画しています。
ベゾス氏は安全が第一であり、自社が最初の民間宇宙旅行を実現するかどうかには興味がないと発言しながらも、
「年間で600人以上の旅客を宇宙に届けたい」
と意気込みを見せました。

ブルーオリジンは宇宙旅行の旅費を明かしていませんが、ヴァージン・ギャラクティック社が予定している最初の宇宙旅行のチケットは25万ドル(約2,800万円)
一生に一度の旅行と思えば、貯めることも不可能ではない…かもしれません。


HARBOR BUSINESS Online 3月13日(日)9時21分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160313-00086615-hbolz-bus_all

人工衛星打ち上げビジネスで始まった価格破壊
イーロン・マスクの「スペースX」の挑戦

人工衛星をロケットで宇宙に打ち上げる人工打ち上げビジネス。
そのうち、衛星放送や衛星通信などに使われる民間企業の衛星を、民間が運用するロケットによって打ち上げることを「商業打ち上げ」と呼ぶ。

通信・放送衛星の打ち上げ市場は、現在年間に毎年20~30機ほどの打ち上げ需要しかなく、そこに米国や欧州、ロシア、日本などが運用する10種類近いロケットがひしめき合っており、供給過剰の状態にある。

この市場は数年前まで、長年の実績と信頼を売りにする欧州の「アリアン5」ロケットと、高性能ながら安価なロシアの「プロトンM」ロケットがほぼ二分し、残りの数機を日本の「H-IIA」など、その他のロケットが奪い合うという状況が続いていた。

しかし2014年に入り、その勢力図が大きく塗り替えられた。
アリアン5よりも、さらにプロトンMよりも安価な、米国の「ファルコン9」というロケットが割り込んできたのである。

◆宇宙業界の風雲児「スペースX」

ファルコン9を開発したのは、米国の「スペースX」という会社である。
 設立者はイーロン・マスク氏。
「テスラ・モーターズ」という電気自動車の会社の設立者としても知られ、最近では日本でもよく話題に上る人物である。

マスク氏はインターネット決済サービスでおなじみのPayPal(正確にはその前身のX.com)の設立者でもあり、そのPayPalを売却して得た資金をもとに、2002年にスペースXを立ち上げた。

スペースXはまず、小さなロケットから造り始め、技術を蓄積した後、大型のファルコン9ロケットを開発した。
ファルコン9の特長は、とにかく安いことにある。
公称価格は6120万ドル(現在の為替レートで約69億円)で、ほぼ同じ性能をもつ他のロケットは、おおむね100億円を超えており、相当安価であることがわかる。
ファルコン9が登場した当初は、安くても失敗しやすいのではと、その信頼性が疑われていた。
しかし、これまでに22機が打ち上げられ、そのうち失敗は1機と、まずまずの成績を残しており、徐々に市場の信頼を勝ち取っていった。

さらに、ロシアのプロトンMロケットは近年失敗が増えていることもあって、ついに2014年には、
商業衛星打ち上げ市場はアリアン5と、そしてファルコン9が二分する形へと塗り替えられることになった。

ファルコン9はその後も着実に受注を重ね、現在も40機ほどのバックオーダーを抱えている。

◆スペースXが低価格を実現できた理由

ファルコン9がこれだけの低価格を実現できた理由は、これまでのロケット開発では考えられない、新しい開発手法にある。
従来のロケットは、十分に時間をかけて設計や試験を重ねて開発される。
完成したあとはほとんど手は加えられない。
これにより安全、確実に完成させることができるが、その反面、時間はかかることは言うまでもなく、競合他社の動きに即座に対応できないなど、欠点も多い。

そこでスペースXは、とりあえずロケットを造り、何度か飛ばす中で改良を加えたり、並行して実験機を造って飛ばし、その成果を本番のロケットに組み込んでみたりといった開発を行っている。
これはちょうど、ソフトウェアを一度リリースした後、改良やバグ潰しのためのバージョン・アップやパッチをリリースするのと似ている。
前述のようにマスク氏はIT業界の出身であり、こうしたやり方に慣れているのであろう。

また、無駄に高級な素材や、高性能を狙った難しい技術は使わず、信頼や実績のある技術を組み合わせて、十分な性能をもつロケットを仕上げている。
さらに、開発や生産においては徹底的に無駄をなくすやり方が採用されている。
「やや古い技術を新しいやり方で造った」
ことこそが、同社とファルコン9の最大の特徴である。

もちろんそれだけでは、持っている技術以上の成長はできず、いずれは袋小路に陥る。
そこで同社は、新しい技術を使った高性能エンジンの開発、3Dプリンターなどの新しい技術の導入も進めており、使えると判断された段階から順次、ロケットや宇宙船へと組み込まれているのだ。

◆スペースXを生み出した米国の宇宙産業の下地

設立間もない会社が、ロケット開発でこれほどの急成長を遂げることができた理由は、米国の宇宙産業の裾野が広いこと、そして民間でできることは民間に任せるという下地があったことが大きい。
スペースXは設立後、まず手始めに、米国内のロケットエンジン企業などから優秀な人材を引き抜いている。
米国は長年、アポロ計画やスペースシャトルなどを行ったことで宇宙産業が育ち、優秀な技術者が多数存在していた。
母数の大きさ、そして米国に根付く開拓者精神も相まって、その中から
「NASAや大企業ではなく、新進気鋭のベンチャーで自分の腕を試したい」
と考える者が出てくるのは自然なことだった。

たとえば同社の副社長を務めるトム・ミューラー氏は、かつてTRWというロケットエンジンで有名な会社でNASAの次世代ロケット向け新型エンジンの開発などを手掛けており、また自宅でも趣味でエンジンの開発に勤しむなど、根っからの「ロケット野郎」だった。
つまりスペースXはまったくのゼロからスタートしたわけではなく、それまでに米国が手厚く育ててきた宇宙産業の資産を元手としている。

また、かつての宇宙開発は、国がその威信をかけて行うお祭り騒ぎのような大事業だった。
しかし1980年代から、米国では国防総省やNASAが民間企業に補助金を出してロケットや衛星の開発を任せるなど、民間を育てる施策を多数行っていた。

こうした背景から、米国ではこれまでにも多数の宇宙ベンチャーが生まれている。
もちろん夢破れた企業も多いが、うまく立ち回った数社は生き残り、そしてそのひとつがスペースXだったのである。

スペースXは現状に満足せず、ロケットのさらなる高性能化や、有人宇宙船の打ち上げ、さらには火星への有人飛行など、大胆な構想を次々と発表し、開発を続けている。
同社の今後の動向に注目したい。



WEDGE Infinity 日本をもっと、考える 2016年03月14日(Mon)  土方細秩子 (ジャーナリスト)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/6322

またも着地失敗 顧客喪失の危機も
イーロン・マスクは諦めない

 3度にわたる打ち上げ延期の末、3月4日、ついにスペースXがファルコン9ロケットの打ち上げに成功した。
 しかし、ロケットの打ち上げは成功でも、スペースX設立者であるイーロン・マスク氏にとっては「苦い失敗」だった。


●スペースXのファルコン9(iStock)

■またもや失敗した着地

 今回のロケット打ち上げは、SES(ルクセンブルグに本社を置く、企業や政府向けの衛星運営会社)の通信衛星を軌道上に乗せるためのものだった。
 マスク氏は通常使い捨てとなり海に落下するロケットのブースター部分の「リサイクル」を狙っていた。
 SES側もスペースXからの再利用可能なロケットによる打ち上げに同意していた。

 問題は衛星が1万1000ポンド(約5トン)と、ファルコン9にとってはこれまでの打ち上げで最高重量だったこと。
 これは燃料を少なくする必要性があることを意味し、当初からブースターの帰還に懸念が持たれていた。
 マスク氏自身、
 「今回は失敗に終わるだろうが、次のフライトでは成功させる」
とツイッターを流した。

 スペースXは、昨年後半にロケットブースターの着地に成功、
しかし今年1月には着地時にブースターの足が折れ、爆発する、という失敗に見舞われた。
 ロケットを打ち上げ、海上の拠点に着地させるのは「鉛筆をエンパイアステートビルの屋上まで飛ばし、消しゴムの上に落下させる」ほどの精度が必要、と言われる。
 しかし実現できれば宇宙開発事業にとって大きなコストの節約になる。

■4000基の衛星で格安ネット網を築く

 現在NASAはロシアのソユーズに対し、宇宙飛行士を1人宇宙ステーションに運ぶために7000万ドルを支払っている。
 対してファルコン9の打ち上げ費用は6100万ドル。
 これを繰り返し使用できるようになれば、かなりのコストが削減できる。

 また、マスク氏の狙いは300キロ程度の軽量の衛星を4000基打ち上げ、世界中に安価なインターネット網を築くことだが、これを実現するためには再利用可能なロケットの存在はマストだ。

 この再利用可能なロケットは、他社の参入もあり現在競争が激化している。
 米国の億万長者、ジェフ・ベゾス氏は2000年に「ブルー・オリジン」という宇宙旅行を目指す会社を立ち上げた。
 ブルー・オリジンは現時点で2回、ロケットブースターの着地を成功させている。

 また英国のヴァージン・ギャラクティック社は今年2月、カーボン製ボディの「スペースシップ2」を公開。
 こちらも個人宇宙旅行が狙いだが、社主であるリチャード・ブランソン氏はマスク氏と同時期に安価な衛星網によるインターネットサービス計画を発表しており、今後両社の「どちらが早く実現するか」という競争も現実化しそうだ。

 この状況の中で、今回のファルコン9の打ち上げの度重なる延期は、スペースXと契約を交わしている世界中の衛星運営会社に不安を与えるものとなった。
 スペースXは今回のSESのもののような重量級の衛星を打ち上げるため、現在「ファルコン・ヘビー」と呼ばれるロケット開発の最中だ。
 しかし開発はやや難航しており、ファルコン9では重量級の打ち上げに問題がある、ということが露呈してしまった。

 来年ヨーロッパサット・Hellas-sat3衛星打ち上げをファルコン・ヘビーで予定していたインマルサット社は、「バックアップ」としてインターナショナル・ローンチ・サービスのプロトンロケットを抑えた。
 プロトン側もインマルサットの予約を認めているが「打ち上げる衛星の詳細は知らされていない」としている。

 今年2月にはカリフォルニア州のビアサット社が、やはり来年4月打ち上げ予定のコンスーマー向けブロードバンド通信衛星を、ファルコン・ヘビーからヨーロッパのアリアン5に変更する、と発表した。

■顧客を失う結果につながる可能性

 スペースXではファルコン・ヘビーのテストフライトを今年夏に予定しているが、ブースターの着地にこだわり開発がさらに遅れると、顧客を失う結果につながる可能性がある。

 SESはスペースXの重要な顧客であり、「同社の姿勢に理解を示し計画延期にも同意」してきた。
 今回の衛星打ち上げは、本来昨年9月に予定されていたもの。
 今年中にあと2回、17年にも2回の衛星打ち上げをファルコン9もしくはファルコン・ヘビーで行う予定だ。

 このため、世界中の衛星運営会社が今後のSESの動きに注目している。
 バックアップを求めず、スペースXの「着地成功」に賭けるSESが、もし他社に乗り換えるようなことがあれば、スペースXはかなりの窮地に立たされることになる。

 本気で火星ロケットを計画しているマスク氏にとって、まずはファルコン9、ファルコン・ヘビー、そして大量の衛星打ち上げを成功させ、世界を納得させることが次のステップへの最低条件となる。



WEDGE Infinity 日本をもっと、考える 2016年03月24日(Thu)  土方細秩子 (ジャーナリスト)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/6376

安売り攻勢かけるスペースX 
宇宙開発の仁義なき戦い

 今年3月、4回の延期の末にようやくファルコン9ロケットの打ち上げに成功したスペースX。
 衛星切り離し後にロケット本体を無事に地表に戻す、というのは失敗に終わったが、スペースX設立者であるイーロン・マスク氏の目標は
 「すべてのロケット着地に成功し、ロケットを再利用すること」
にある。

 そこで、まだ実現していないが今後の約束としてマスク氏のスポークスマンでもあるスペースX社長、グウィン・ショットウェル氏が3月9日、大胆な発言を行った。
 「再利用するロケットの打ち上げ料を30%値引きする」
というのである。

■“業界最安地”からさらに大幅値引き!

 現在のスペースXのファルコンロケット打ち上げ費用は「業界最安値」の6100万ドル
 それが再利用ロケットを使えば4000万ドルになるという。
 ちなみにボーイング、ロッキードが共同運営する
 ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の打ち上げ費用は1億6400万ドル
 ヨーロッパのアリアンスペースは1億6700万ドルだ。

 現在スペースXの最大の顧客であるルクセンブルクのSES社はこれを歓迎、ただし
 「最初の再利用ロケット顧客になるので、打ち上げ費用を30%ではなく50%オフにしてほしい」
と交渉中、という。
 ショットウェル氏は
 「燃料費、ロケット修繕費などを考慮しないと、正確にどこまで値引きができるかは現段階では未定」
としている。

 同時にショットウェル氏はスペースXが一度だけ成功したロケットの着地についても
 「非常に印象深いものだった。
 実際に着地したロケットを見学に行ったが、ほとんど傷一つなく、ボディはピカピカのまま、エンジンもカバーを外してみれば新品同様だった」
と絶賛した。

■大きなミッション前に強気のスペースX

 まだ一度しか成功していないロケットの着地だが、ショットウェル氏は
 「2016年にはすでに成功した2回に加え、16回の打ち上げ予定がある。
 来年には合計で24回のロケット打ち上げを予定している」
と、打ち上げ回数が増えればロケットの無事帰還、再利用の可能性もぐんと増す、と強気だ。

 また、重量のある衛星打ち上げに対応するため現在スペースXが開発に取り組んでいるファルコン・ヘビーロケットについても、「11月には商業打ち上げができる」との予測を発表した。

 さらに、今年はスペースXにとって大きなミッションが待っている。
 NASAとの提携による「有人宇宙ロケット打ち上げ」だ。
 NASAは現在宇宙ステーションへの飛行士輸送をロシアのソユーズに頼っているが、経費節約のため自国製の有人ロケット開発を急いでいる。
 昨年この計画にスペースXがボーイングとともに選ばれ、大きな話題となった。
 現時点でどちらが先に有人飛行を行うのかは未定とされているが、なんとオバマ大統領が「うっかり」口を滑らせ
 「スペースXは火星への有人飛行の大きな助けになるだろう」
と語ったところから、スペースXが選ばれる可能性が高いのでは、との噂だ。

 NASA自身がこのところ民間の協力をあおいでいる。
 ロケット技術の一部をオープンソース公開し、その技術を使った起業アイデアを募り、選ばれたグループには技術の無料使用を許可する、という企画を進めている。
 企業が軌道に乗り、利益を上げるとその一部を「ロイヤリティ」として受け取る。
 スペースXについても
 「純粋な民間企業だからこそできる、思い切ったコストカットなど、新しいアイデアが宇宙航空事業にもたらされる」
と賞賛した。
 ULAは民間企業とは言えほぼ半官半民であり、同社とアリアンスペースのロケット打ち上げ費用を見ても明らかなように、コスト面での事実上のトラストが存在する。
 しかしスペースXの登場により、宇宙も「価格破壊」の時代に突入した。

 ただし、今後の宇宙開発競争は厳しい。
 スペースXが目指す再利用ロケットの着地にすでに成功している、アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏の「ブルー・オリジン」
の存在は大きい。

■マスク氏の最大のライバルはアマゾン・べゾス氏

 ベゾス氏とマスク氏の間にはかなりのライバル意識があるようで、昨年末スペースXが初めてロケット着地を成功させた際、ベゾス氏はツイッターで
 「おめでとう。
 ようこそ『クラブ』に」と皮肉った。
 これに対しマスク氏は
 「だけど『宇宙』と『大気圏外軌道』の差を明確にしておかないとね」
とつぶやき返した。

 ベゾス氏が目指すのは個人の宇宙旅行であり、ブルー・オリジンは「大気圏外に出て宇宙を飛び、戻ってきた」だけ。
 しかしスペースXは「衛星を軌道上に乗せる」作業を終えての帰還だ、とマスク氏は強調したのだ。
 これに続き、マスク氏はツイッターで
 「宇宙に飛び出すだけならスピードはマッハ3、GTO軌道に到達するにはマッハ30が必要、それに必要なエネルギーはその二乗で、宇宙に行くだけなら9ユニット、軌道では900ユニット必要なんだ」
と説明した。

 どちらも業界の風雲児ではあるが、このような型破りな人間が切磋琢磨することで、宇宙事業も飛躍的に発展するのかもしれない。



Record china 配信日時:2016年4月21日(木) 18時30分
http://www.recordchina.co.jp/a134160.html

ロシアのロケットエンジン技術に狙いを定めた中国、
中露の技術交換に「ロシアが損する」との指摘も―ロシア紙

 2016年4月20日、環球時報は、中国とロシアが技術交換を進めているとするロシアの報道を紹介した。

 ロシア紙ノーヴィエ・イズベスチヤは19日の報道で、
 中国は宇宙機に使用される耐放射線性電子部品の製造技術をロシアと共有する方向で準備を進めているが、
 その狙いがロシアの液体燃料ロケットエンジンの製造技術だ
と指摘。

 ロシアの専門家は、
 「ロシアは液体燃料ロケットエンジンの製造において世界をけん引する技術力を持つが、
 宇宙機の耐放射線性電子部品の製造における中国の技術力は世界トップではない」
とし、双方の技術交換は不平等でロシアにとって利益は少ないと指摘している。
 一方で、
 「技術でのつながりは経済のつながりより強固で、中国との協力関係を強化する意味でも技術交換すべき」
と語る専門家も見られた。

 ロシア専門家の見解に対し中国の専門家は、
 「ネットでは中露が技術交換するとの言論が広まっているが、確証は取れていない」
と説明する一方で、
 「中国は一部の電子部品製造の技術力は確かに高く、ロシアが欧米諸国から制裁を受けている状況下で、中露の技術交換はありえない話ではない」
と述べた。




【資料】


●スペースX、再利用ロケット「ファルコン9」着陸に成功 SpaceX sticks landing of rocket in landmark recycle bid
2015/12/21 に公開
米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は21日、米フロリダ(Florida)州­ケープカナベラル(Cape Canaveral)で「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットを直立状態で無事に着陸させることに成功し、再利用ロケットの製造に向­けて歴史的な一歩を踏み出した。




【2016 異態の国家:明日への展望】


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